孫子の兵法でいちばん大事な教えって兵糧だと思ってて、それとギャッツビーな

穀物と油と干し肉があれば1:4:4の割合で腹持ちするってことが書かれてるんよな。
テレビで「おいしいものは脂肪と糖で出来ている」とか、分子栄養学の見地から酵素が必要であるとか、そんなことが言われるずっと前からメシ、タレ、焼き肉でピーマンとかは食べなくても大丈夫ってことなんだよ。最近の小学生が何を習ってるのかは知らんが、俺が習ったときには野菜を食べなきゃならないって言われて給食で人参残して怒られた人とかいたもんだけど、人参ってマンドラゴラだから引っこ抜いたらダメってファンタジーの本で読んだ。好き嫌いがダメなんじゃなく食べちゃダメな野菜がある。
だけど、学校の先生が悪いわけではないかもしれない。先生が首謀者となって騙してるのか、文部科学省から先生が騙されて騙された先生が子供に自分の信じていることを教えているのかは言い切れないが、戦争があって日本が文化的侵略を受けて二度と戦争をしないように子供のうちから弱らせておくために肉ではなく野菜を食べるように教育したのかも知れない。主食はコメであとはおかずって習ったよな。
コメばっかじゃダメだ肉を食わねば。炭水化物はもちろん必要だが、油でも良い。いや油の乗った肉なら肉だけでも良いかもだが。俺が肉食中心になったのは26歳位から。それまで米が主食と信じていてひとり暮らしでご飯を炊いてふりかけを振って食っていた。カップラーメンの時もあった。炭水化物中心で好きなパンはメロンパン。好きなおやつであるプリンが卵原料で唯一のタンパク源だ。どんどん痩せて変な病気に何度もかかった。しかし、それでも医者にかかってどうにか薬で生き延び、怪しい一杯酒屋で腹が減ってカレーライスとピザを食べ、ピザでウイスキーを飲んでいたらそこから近くのもっと風情のある飲み屋に連れて行かれてマスターに挨拶すると丸大ポールウインナー1本と6Pチーズひと欠けとグラスワインが出て500円だった。
「これ、わからんか?」
と言われたが当時は分からなかった。しかし後々になって良く考えると酒屋でピザを頼むというのはポールウインナーと6Pチーズでワインをグラス1杯飲むのと栄養価としてほぼほぼ等価であることを言葉を使わず隠喩してくれたのだ。そして、その酒屋のマスターはワインとチーズを売ったカネでスーパーで弁当を買って淡麗生を飲んでいた。500円らしい。
最近は俺は肉中心で顔に赤いぶつぶつが出来てネットで「顔に赤いぶつぶつが出来た」などと検索するといかがわしい情報がたくさん出回っているが、ひとつふたつ試しても治らないので全部を試す気にはならず、薬局で安売りしていたギャッツビーのお徳用を2パック買って、起きた後と寝る前と汗かいた後と風呂上がりにフキフキしてみた。つまりは香水入りのアルコール除菌だ。最初は小さな赤みが取れてもニキビが残ったり、おでこと生え際の間にかゆいのが残ったりしたが、色々と試さずにずっとギャッツビーで拭いていたら、1ヶ月とちょっとでお肌がツルツルに戻った。
今どき居酒屋に入ったらおしぼりで顔を拭くオッサンというのが居るかは知らないが、ギャッツビーで顔を拭いていたらモスバーガーに来ていた女子中学生から「オッサンみたい」と言われるのだが、俺もどうやら普通のオッサンになったようだ。そしてスーパーでヒレカツ弁当を買っていたら部活帰りの高校生が「弁当って結局コメちゃうん?」と聴こえるように言ってカップのどん兵衛のきつねうどんを買っていた。
若いやつは分かっていないな。俺は本当は栄養価で行くと150円のメンチカツとおにぎりか何かを買うつもりだったが、スーパーには人が買った物を真似するスパイ主婦がたくさんいてメンチカツを買うと露骨にメンチカツばっかり売れてしまうから高いお米の入ったヒレカツ弁当を2割引きで買うことで「弁当なんて高いわよねー」と思わせながらヒレ肉で油っ気を控えてタンパク質を取っているのだ。そして弁当でお米を高く買うことで士農工商で農家は工商より偉いと思わせて農民を働かせたように、お米が売れていると思わせて実は真の狙いはヒレカツ!それをして高校生がコメって高いよなーと小馬鹿にしてきつねうどんを買っているのは結局はダシのアミノ酸だけしか取れていないから痩せているのだよチミは、と言いたいのをこらえる。
そして肉や揚げ物ばっかり食っているから顔に発疹が出るのではなくオッサンになると代謝が減るから汚れを自分で取り除かないと発疹が出るだけだから「肉ばっか食べちゃダメよ」と教えられようともそれはウソで、毎日トンカツ弁当を食べてギャッツビーで顔を拭く。これはトンカツだけ買ってメシを自分で炊いて洗顔料で顔を洗うよりもコスパが良いのだ。
だけどこれを教えてしまったら俺がスーパーに行ったらヒレカツ弁当だけが売り切れで薬局に行ったらギャッツビーが売り切れているという事態を引き起こさないか少し心配ではあるが、多分生産調整で同じものがいっぱい作られて世の中に俺と同じオッサンが増えても大丈夫だと思っている。だって世紀の兵法書である孫氏の時代から1:4:4だって書いてあるのに昭和後期の生まれで本もいっぱい読んだ俺が「だってお肉高いし」と思ったために真理に近づくのに随分遠回りをした経験があるからだ。お肉はグラムで比べるとお米より値段が高いかもだが栄養価で比べると特に豚肉と鶏肉が割安なのだ。チーズやヨーグルトも良いぞ。納豆は味は最悪だが栄養価は高いんだぞ。
とまあ、主婦には常識かもだがコンピュータキチガイはてな民には知らない人も居るかもだから全部書いとく。みんな弁当食って淡麗生飲んで顔にブツブツできたらギャッツビーで拭くが良い。良い子も悪い子も多分真似して大丈夫。これで晴れてオッサンなのである。あと肉食いすぎて消化しきれなかったら第一三共胃腸薬な。風邪にも効くぞ漢方入りの第一三共胃腸薬。


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