今日のカルドセプト(面倒がらずに試算してみると)

カルドセプトのブック2016、2018、2020と調整してきて2020に「重い」という批判が来たので、実際のところどれくらい重いのだろうと試算してみると少なくとも平均値では2016が67.8で2020が65.8なので「軽い」はずなんです。

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対して2018は71.8と本当に重いんだけど、こっちはまだ試合数こそ少ないものの快調。

カルドセプト3DS版で確立したスペルによる走りと撒きの攻略法はマップが狭いと不利な部分もあり、一般的にレベルアップステージの難易度も序盤の狭いほうが難しく後半の広いほうが易しいとされているけど、コレ多分攻略法の根本的な違いから来る感想なんだろね。

とにかく、2016は手持ちのカードと経験則で一発で作ったものが勝率100%を記録して、その後に明らかに上位互換だろうと思われるカードに入れ替えたのが2018で、勝因分析しきれないまま飽きてちょっと趣きを変えたのが2020だから、そこで「軽くしなきゃ」と考えすぎたのもまずかったかも。

ちな、普通に「デカイのが強い」と言うとスチームギア、グリフォン、ナイト、Fジャイアントなど80から100の間でブックが出来て平均コスト90台に落ち着くかと思うんです。

弱いのが軽くて序盤の撒きに有利と言っても平均値70で十分軽く、決してコボルドやマーフォークが強いという話にはならない。火ならガスクラウドケットシーが撒きに適していて、それは無効化能力があるからHPだけで見るとガスクラウドで実質60、ケットシーで40以上無効化なわけだから、良コスパなわけよ。これは軽くてかつ特殊能力があるカードが比較して小さめのサイズである。だからデメリットである小型であるということと能力とコストを比較して、大きいサイズのカードと比べてもほぼ等価の働きをするという話。さらに安い。

総じて考えると、2016年時点ではコストの高い大型カードと良コスパのカードが混在していて平均値は67.8で対して2020年時点では意図的に安いカードを散りばめた状態で平均値65.8となり元々より少し安くなっていて、勝率は若干下がっている。つまり軽いほうが強いは実験としては成り立っていない。Wikiなどに攻略法としてコストが重視されているのは合議によるものと言うよりは噂として広まった編集者のデマである。

とはいえ、STとHPしか見ていないと見落とす様々の能力がゲームに幅をもたせ、そのうえ有用であることに関しては異論はなく「単に数字の大きいの集めるメンコみたいなもん」は否定しておきたい。まあ「メンコでも面白い」と取っかかる人がいるならその限りでなく。

 

まあ、書いてる俺も始めたすぐは無色の「ファイター」ST40HP40コスト40と火属性の「ミノタウロス」ST40HP40コスト70を比べてコストを無視して「属性防御力付くからミノタウロスってファイターの上位互換じゃね?」と思っていた。

ひよこ饅頭の美味しさが分かるには20年を要するとか言ってるといつの間にか東京土産が東京ばな奈になっていたようにカルドセプトの研究が成果を出す頃にはリボルトが出てブームも終わっていた、みたいな話。

ミノタウロスは確かに使いやすいけど、守るところはフレイムピラーで攻めるだけならファイターという風にメリハリの効いたブック構築というのは有り得るので、一概にどのカードが最も強いということは言い難い。そのためのカードゲームだし。


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