今日のMTG(ブレなくなってきた)

昨日と違う点は「組み直しの骸骨」を「尖兵の精鋭」に、沼を山に入れ替え。

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白赤青は綺麗な色だ。騎士軍団が並ぶさまを眺めるのは心地よい。対して黒緑の「朽ちゆくヒル」や赤黒の「荒廃稲妻」などは少し悪趣味かもしれない。数字を見て勝ちにこだわると黒は大事な色なので清濁を併せ飲み込んでその力も自分のものにしたい。

組み直しの骸骨は良いカードだが荒廃稲妻を入れたことで赤の焼きが「裂け目の稲妻」「穿刺破」「ボガーダンの槌」各3点「電弧の痕跡」2点に荒廃稲妻の4点で計15点。もし"Moat"のようなカードを出されても焼きで20点あれば勝てる。「ボガーダンの槌」の回収と「ヴィテアのとげ刺し」の頑張りで5点ダメ押しする可能性もあれば、Moatを相手が置く前にクリーチャーで5点くらい削る可能性もあると考えると1マナで唱えられる「尖兵の精鋭」に賭ける勝ちプランのほうが筋が通っているかな。

いや尖兵の精鋭はもとから大活躍するカードでいっときは強すぎてつまらないと思っていた。俺はMTGでメシを食っているわけではないので相手をしてもらうためにわざと負けるようなハチワンダイバー的なことをしなくても、相手されない敬遠状態はそれはそれで良いと考えるようになった。地元で相手にされないから、相手を求めて京都や大阪に出て、果てはトレカの大会のために東京まで行って、いちどは離れてトレカが復権した時に隣町のショップ大会で景品をもらって「あの人誰なん?」とふたたび少し人気が出て、また顔を覚えられて敬遠される2周目。

まあ、敬遠されるのと尊敬されるのでは敬の字は同じでも心の内は反対の意味なのだが、尊敬というのはプライベートに踏み込めないような距離感があって成り立っている場合が多く、公私共に立派な人というのも内情は窮屈だろう。

それを考えると、勝ちすぎてつまらないのではなく勝つと相手がすねて相手をしてもらえなくなるその相手の素振りがつまらないのであって、勝ちすぎても怒らないコンピュータゲームが俺の趣味で、出来ることならMTGもコンピュータゲームで心ゆくまで遊びたかったが、四版の時代にあったパソコンゲームの英語版は入手できず、オンラインになると相手は人間で手応えがなく、しかも課金制度がえげつないので心置きなく遊ぶには財力不足だった。

そういう意味では俺の方も出し惜しみしないカードゲーマーを敬遠しているのではないか。


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