隣のガレージでいきなり工事が始まって騒音に悩まされ

警察に相談するも相手はギリギリの線で法令遵守しており突けなかった。

何のための法律だろう、と考える機会になっている。

 

話は変わるが家のホームネットワークがかなりの混戦模様になってきている。住んでいるのは俺と親父のふたりだが、家族6人の時にネットを引き、自営業の文具店をしているので店のパソコンと俺のパソコンとドリームキャストの3台からLANがはじまり、いまではそれにデジタル複合機とケーブルテレビと親父のパソコン2台と俺のパソコン2台とXBOX3603DSiPadとケータイ2代のWiFiなどが有線無線組み合わせて繋がっているのだ。LANのタコ足化が進んできている。

俺はシステムエンジニアとして働いていたことがあったが、実質位の低いプログラミングに従事していた。もともと、組み上がったシステムを操作するよりシステムを組むほうが専門知識が必要なのでプログラマーとかの地位はもっと上がって良いと考えた。そうして、日本HPの事業所の中で一番上座の座席でプログラマーとして働いていたのだが、下座には富士通のサポセンがあって、外からは指紋認証のセキュリティがかけられ、俺が歩くと周りの人がヘコヘコするので、事務の女子などは俺がいちばん偉くて下座の人が全部の用事をさせられているという風に見て取ったようだ。反対が反対になってもプログラムが仕事というのは他人からは分かりづらい。

それで、何だっけ。そうだシステムだ。組み上がったシステムを操るのは簡単になるが、システムを利用してお金を儲けるというのは難しく、多くの場合はお金が儲かっていて事務が忙しいところが省力化のためにコンピュータを導入して事務を半自動化するのだ。だからコンピュータの会社の中で誰が偉いのかという問題以外に、コンピュータを買うお客さんと売る会社のどちらが下手に出るかというと会社の方になる。

商売で下手に出るのは当たり前だが、例外はブランドになる。商品が魅力的で、差別化のために良いものを持つというお客さんを目当てにする場合は販売員は下手に出ることもあるが、デザイナーはカリスマ化されたりする。この話は特にコンピュータではアップルの独壇場だ。

日本ではケータイ市場をアップルが独占して差別化のために持つのでなくみんなで同じものを持つという日本式の価値観にアップルが乗っかったのは予想外だった。オモチャとしてのコンピュータは日本では任天堂がトップだったからだ。

結局の所、業務必需を押さえて業者向けのコンピュータを販売する商売はある意味では固いのだが、国民全部を相手取って人気を取るほうが売上は大きい。お客さんがいっぱいいるから儲かるという話なら誰でも分かるだろう。そして、その生産ラインと流通経路を全て押さえて商売をするというのはいちプログラマとしてではキャパを超えた仕事だった。

そこまで考えるとソフトで食うというのは富士通の調達や工場や流通やサポセン全てで作ってきた大きな会社の頭にポンと乗っけられただけの話で、不具合がひとつもなくサポセンに電話がかかってこなくなるというシステムは内部的には怖い商品で、だから上座にあげてみんなで壊れて苦情が来るシステムに組み替えてきたという話なのかも知れない。

 

つまり俺の住む町は基本的に平和なので、工事の騒音くらいでも自分で調べずとりあえず警察に電話する、そういう風に厄介事を他人任せにしたい人がパソコンを話し相手にしたいのなら、チャットよりも富士通のサポセンのお姉ちゃんのほうが手っ取り早いのだろうな。

 

うちの親父も何か分からないことがあると俺にまず聞くのだが、解決すると「偉そうに」と怒るのだが「わからない」というと「電話しよっか」と元気になり、サポートを受けると満足そうである。どこまで狙っているのかは分からないが、俺も最近新しい勉強をするよりイタズラ電話にならないレベルのトラブルが起こると署に電話して婦警さんが出ると嬉しいものだ。


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