怒りの感情の現れ方も地域や時代によって違うのよね

年取ると怒ることも減ってくるんですけど、時々何かがカチンと来る。

それ、図星だから怒るんだよと怒らせることを喜ぶような人もいます。

だけど、シャーロック・ホームズを読むと「本当のことの知り方」に触れられている節があるんですよ。

本当のことを知りたかったら、それに詳しい人の前で出鱈目なことを言えばいい。そうすれば「それは違う!」とムキになってそれから正しいことを話し始めるんだ。 

こんな感じでしょうか。シャーロック・ホームズはイギリス人なので、日本人とは登場人物の気質が違うのかも知れない。だけど、専門家が真理の探求を良しとし、人々の知を啓く思想を持っていたら、間違ったことを言う人を怒るという感情は理解できます。

では、図星を突かれたら怒る人というのは利を得るために嘘を言って得をしている人となるでしょう。ガリレオ・ガリレイは地球が回っていると本当のことを言ったのですが、神が天と地を分けたと説明する宗教家たちに処刑されてしまいます。

本当と嘘とか、間違いと図星というのもその言説を巡る人々の有り様によって反転してしまうところがあるんです。特に現代の日本は多数決の国なので、正しいかどうかがそう思う人が多いかどうかによって簡単にブレてしまうのです。

残念ながらシャーロック・ホームズは既に古く、漫画の名探偵コナンが現代の少年少女の愛読書です。そこに現れる人々の有様もマンガの方がありふれた光景に似せて描かれています。

嘘を言ったらムキになって正してくれる先生のような人は既にいないのかも知れません。そうならば、自分も感情をうまくコントロールして怒り時をひっくり返さないとあべこべの結果を生んでしまいます。

年をとるとひねくれてしまうのは、周りの扱いを反対に利用するために態度をひっくり返すからですが、これが即ち間違ったことを言うと怒って正すのか、図星を突かれると怒って取り乱すのか、多数派の人々の有り様を示しているのかも知れませんね。

少子高齢化の世の中、素直な子供から見た思慮深さと浅ましさの軸もまたひねくれているのです。いやコナンは素直な子供と呼ぶにはマセているし、元々クスリで小さくされた高校生なんですけどね。

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