ウメハラ氏の勝負ポイントが論理的に分析出来た気がする

まあ、晩酌にクリアアサヒを飲んだのでそれ前提で。

例えばザンギで相手の波動拳をうまくくぐり抜けて飛び込みダウンを奪う。

そして起き上がりにローキックを重ねてスクリューパイルドライバーを狙う。

このとき、普通は返せずに食らう。

しかしガード中は投げられず、ガードが解ける瞬間を狙って投げるので、ガードが解ける瞬間にリバーサルボーナスの入るドンピシャのタイミングで昇竜拳を出すと投げられない昇竜拳の無敵時間にザンギのスクリュー失敗ポーズまたはターボ以前なら投げられずに化けて出たジャンプやパンチボタンの技に対して昇竜拳が勝つ。

対して、リバーサルを読んでローキックから待って昇竜拳を空振らせる作戦もある。そうすると折角練習して出したリバーサル昇竜は空振って、スキだらけになり、大足払いか着地を狙ってのスクリューが入る。

そうしてザンギがローキックからスクリューかガードの揺さぶりをかけると、リュウにはリバーサル昇竜またはガードを読んでの歩きなげという逆2択が発生する。

こうなるとほぼほぼ半丁博打になり、それに対しての俺の答えは期待値だった。

だけど、現実には理論値になるほど操作の精度が皆高いわけではなく、丁度リバーサルで出さないと返せないスクリューハメも、それをリバーサルで返すのも、どちらかが失敗しているからどちらかの技が綺麗に読み勝って決まったかのように見えていることも多いのだ。

そうすると、選ぶべきはダメージで算出した期待値よりも相手に要求する操作が最も難しい選択肢を選ぶということにも論理性はあり、それを完璧に入力して返しているから華がある。

これがウメハラ氏が運否天賦の2択を神のように読んでいるとか、たくさん試合を撮影して勝っているところをビデオ編集でつないでいるとか、そういう邪推を超えて、一番難しいオーダーをこなしているから一番かっこよく見えたという背水の逆転劇なのだろうな。

ウメハラ氏の試合をたくさん見ると、くだらない試合もあるし、ウメハラ氏以外にも上手い人もいる。ただ、雑誌社やコミュニティの中でウメハラ氏がひときわなのは、一番難しいオーダーを完璧にこなすこと。それが出来たら勝てるんですよ。もちろん読み負けて負けることもあるけど、その場合は相手のオーダーが一番難しいやつじゃないから、上手く隠せると言うか。

 

まあ、それをひっくり返して攻略法とするなら、攻めるも守るも相手にいくつかの選択肢があるなら、取るべきは最も操作のオーダーが相手側にとって難しくなる行動。これだろ。

ただ、ものには順序があって「小手調べ」と言って相手が簡単なオーダーなら返せるかということを調べてから、段々とオーダーを難しくして、充分なところでそれをやり続けることで、相手が上手くなるか閃くまではその手で充分勝ち続けられるという考え方もある。

優勝、勝率、インカム、1勝でいいから勝ちたいの内で目標が何かにもよるとは思います。


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