まあ活字メディア担当やからね

野球解説をいうと最近は赤星さんのマニアックな話が新しいなと思うんですけど、川藤さんとか金村さんのような「居るだけでなごむキャラ」が好きですよね。テレビだから。

対して俺は自分の表現として活字メディアを採択している以上は格闘ゲームの話でも技術面ではなく戦略面を全面に打ち出していかないと「昇龍拳コマンドをひたすら練習しろ!」みたいな話は読者的には「読まされてもなぁ」ってなるとは思うんですよね。

だから野球に戻すと、敬遠のあとにバントがあって、セイフティーバントでスクイズを狙っている時それが投手に読まれて解説者がバッターだとそこからさらにチェスの読みのごとく「ここは左中間が開いているので狙いたいですねぇ」とか言うんだけど、チェスで駒を狙ったマス目に置くのとピッチャーの投球をバット操作で左中間に運ぶのとでは要求技術が違いすぎると言うか。

いや分かるんですよ。野球って監督指示とかキャッチャー誘導のような読み合いもあるけど、バットの剛性とボールの弾性がぶつかる瞬間に手首とかでうまくバットを操ると、狙ったところに飛ばせるようになるということなんでしょう。けど、普通それ出来ないし分からないですよね。右に投げたらライト方向、左に投げたらレフト方向に打球が返ってくるっていう素直なバッティングがあるから投手と外野で打たせて取る野球があるんじゃないですか。

そこ、バットコントロールで覆せるってなっちゃうと、もうそれは技術であって戦略でなくて行き着く先はスポ根になっちゃわないですかと。その点、格闘ゲームはデジタルの頭打ちがあるからフレーム単位で読み合いになる部分もあるんですけど、フレーム単位でなくコンマ1秒位の分解能だと技術よりも読み筋とか戦略になってきて、出来ることの組み合わせで勝てるような考え方に持っていって初めて活字メディアでの攻略に意味が出てくると思って、弾ジャンケンを打ち出したんですよね。

そこをジャンケンの読み合いでなく反射神経後出しで全部勝てますよってなってくると、それは戦略が間違っていると言うよりもパイロットの熟練度になってくるんですよね。

そうなってくると本当は活字という一対多の伝令でなくマンツーマンでやりたいみたいな気持ちもあるんですけど、おかげさまで格闘ゲームブログとして楽しみに待ってくれている方が読んで面白いと思えるものを書けるようになっていけたらと思います。技術的な話もそれはそれで知らないよりかは知識として入ってきたほうが面白いって方もいると思うから、そこはじっくりと細かいところにフォーカスして詳細にちょっとしたこととして書けたら。


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