「熱血硬派くにおくん」くらいからバーチャルケンカに夢中だった

 硬派と軟派という言葉がそもそも令和で伝わるか分からないので先に引用する。

硬派

② 女性との交際やおしゃれなどを軟弱なこととして意識的に避け,腕力や男らしさなどを誇示する者。多く青少年についていう。「―で鳴らす」

硬派はあえて乱暴に言うと「ツッパリ」のこととも言える。

軟派

② 詩や小説を読みふけったり,異性との交際や流行の派手な服装を好む若い人々。「―学生」 

 ナンパはまあ、街角で女の子を誘う意味に変容しているが、EXITの兼近みたいの。チャラ男。

 

そしてまあ、俺の話をすると小学校では女子と話をする方だったが、酔ってくる女の子に興味があまりなく、好きな子が別にいて、それに対するアプローチが勉強頑張って良い成績取るだったが、その子はもっとチャラい男で私服のオシャレさや優しさを求めていたと思う。俺は服は母親から与えられたダサいものを着ていた。母親は子供がモテたら学業に専念しなくなるので狙ってダサいのを着せていたのだろう。罠にハマっている状態と言える。昭和の普通。

対して中学高校時代は男子校だったので、女子がおらず体が痩せた俺は暴力を受けないように優男として女性のジェンダを取り始める。中学に通い始めた時にせっかく好きな女のために受験したのに投稿してみると意中の人とは離れ離れになった。そりゃ志望校が違うのだから合格したら別の学校に行くのは当然の帰結であるが、受験勉強はしてもそういう俯瞰的な想像力は明らかに欠如していた。アホなのだ。そうしても恋のアプローチとして頑張る隊商を見失った俺は同級生とゲーセンでゲームをした時にちょっと流行ったストリートファイターIIでバーチャル硬派として頑張ることとした。

だが、現実問題として意中の人がゲーセンまで観戦に来るわけではないので、ゲーセンの中で勝っても意味は成さず、それが全国大会制覇という目標に変わる。しかし当時は全国大会と言えどもテレビ中継されるほどの社会現象というほどでなく、しかも敗退である。

それから42歳ももう残り僅かというところに来て、TPOが何もかも間違っていてちぐはぐであることを理解し始めている。硬派だから、軟派だからという理解では既にない。昨今は男女平等で男らしさ女らしさがジェンダという言葉でもって語られるが、昔から男だけを取っても軟派と硬派はあり、硬派は馬鹿なのかというと表に出す術を持たないだけで内面は繊細である場合も多いのだ。これらはヤンキー漫画やスポーツ漫画で既に多く語られていることだが、それが同人化すると薔薇として描かれたりする。それは画面に女性が居てはヒロインに同化出来ない女性読者のための描写なのであろうな。男女を同じにしてはいけないが、俺はバーチャル硬派であったころ男女モノのエロ漫画で好きなキャラが自分とは違う男キャラとセックスする描写があるとレイプされたような感覚に陥ることがあり、それよりも百合を好んだ。

まあ、性描写に触れるのはちょっと文筆としてエグい感じもするが、これくらい書いたほうが分かる人が増えるのではないかと思って敢えて書く。今は昔だから冷静になれるのだ。

軟派も硬派も人が使わなくなったのは現代男性の性がどちらも混ざり合い複雑化しているから言葉と事象がパシッとハマらないところからだろう。チャラくても内心が軟派とは限らない。容姿の特徴と内情の不一致が多くなったのだろうな。