IT業界に先に入ったと言うより上層部が「隗より始めよ」作戦に出たのだろうな

竹中平蔵氏の人材派遣政策がテレビで話題になることがありますが。

俺も仕事がない時に派遣社員として登録会社の紹介を受けて働いたことあります。

ハケン」という単語はやや独り歩きの感があり、特定技術者派遣から始まったものの、ヤクザの事務所が技術者以外でもバイトの集まらないところに求職のあるところで人を集め、雇われたと思った人が即日事業所から作業現地に派遣されるけどもう雇われちゃったと思ったら断れないメンタルの弱い人を付け狙って推し進めてきた労働形態なわけです。給料も安い。

しかしなんでそんな形態が広まったかと言うと、故事の「隗より始めよ」というエピソードがあると思うんですよね。とにかくIT系は人材不足だった。どうすれば人が集まるだろうと思案している社長さんがいた。じゃあ、俺に思いっきり良い給料出してくれたら「あんな奴でもこんなにもらっている、ならば俺も」となる人が続々と集まりますよと。

それで派遣というと安かった相場に「ちゃんとやればしっかりもらえる」という風説が流れて人が集まるようになったんですよね。最近では大学院を出て研究職の道に進もうとしていた人でもフリーランサーとして派遣の研究員として働いているというような話も聞きます。

ただまあ、重用される軍師の立ち位置が確固としたものなら「隗より始めよ」は正解の政策のひとつですけど、俺の場合は集まってきた有能な人々に用済みにされたような印章が強いですよね。業界のことより自分の進退もちゃんと考えて作戦を立てるべきだったとでも言うか。

軍師として雇ってもらえるのは、国があってそれを擁する財力があるから。最近ではそもそも王様はカネ持ってるのかとか、自分が王様になるには戦争で勝って威厳を見せないといけないとか考えると、まあ皇族は血縁だけど議員は選挙で決まるわけで、民主主義である以上は主戦場は選挙である。対して「隗より始めよ」は資本主義の競争原理の起こりですよね。

軍師足り得るなら、ちゃんと「こうすれば勝てます」というところを見せて使ってもらわないとですよね。いま、人を高く雇って見せるほどカネがないんです。ここからどう勝つか。

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