将棋ベーシック改はビットボードと新しい評価関数を加えてひとまず安定した。
我が事ではあるが、電竜戦の19試合通信不調はあったがよく完走したものだ。
だいたい2000行あるプログラムが動作不調せず動ききっただけで成果です。
それを忘れて勝った試合やちゃんと動いたことに目を向けず負けた試合を見る。
そうしたことで得られることもあるけれど、この3日は崩してみて元がどれほど良かったかを思い知るような作業に費やす3日間であった。作り直した部分のバグ取りに四苦八苦した。
安定したかに見えるところで今はそれ以上手を加えずにまた動作チェックに入る。そもそも5年間大して儲かりもしないがクレームひとつも来ていないソフトなのだ。我ながら上出来だ。
だから新しいのが出来たからと言っていま頒布しているものを上書きはしない。欲しい人だけGitHubから持って行ってくれたら良いと思っている。ほとんどの人は興味もないだろうけど。
そして落ち着いたところでカルドセプトDSをする。
このブックを作った2016年はDS版でなく3DS版で毎日のように遊んでいた。そうして久々にDS版を出してきてみて手持ちのカードで最高だと思えるブックを組んだ。そこから四属性コンプリートまで遊んで、改造するたびに弱くなった。2016とブック名を付けたので翌年から何か変えて今年版にしないとと思ったのだが、今なお勝率100%のブックなので50勝したからWINS50と改名して、このまま勝ちパターンを崩さないことにした。
もっともっとこのブックで勝ちを重ねて勝因をハッキリさせたい。ただまあ、コンピュータのゼネス&ゴリガンのロカ2周目で遊ぶと、ゼネスがイビルブラストを引いてこちらのアンダインが領地レベル4以上だと手心を加えてイビルブラストを打たない仕様になっているようだ。
そういう手加減に最大限付け込んだプレイング込みで勝率100%なのだろう。もっと最悪なケースを考えてブックをいじるのだから、対戦では案外違う結果になるかもだ。
「雀鬼」桜井章一の新書「運に強くなる」では「勝ちパターンは自ら崩せ」とあるが、崩してみて離れたところから振り返るとあらためて勝っているときの自分が如何なるものか見えてくる。勝負というのは厳しいもので、自分を変えていかないと競争相手が強くなってそのまま変わらずに勝ち続けているように見えるものは実は相手に合わせて刻々と変化しているものなのかもしれない。だがそれはカルドセプトリボルトで結果を出せばよく、カルドセプトDSに関しては2016年のこのレシピで今の所間違っていないという風に確信を新たにした。