今日のカルドセプト(毎度の長文ですが熱がこもってます)

ブログのネタに困ったことはあんまりないのだが、それは楽観的で損得勘定をあまりしないで、とにかくざっくばらんに書こうと思って書くことが多いからなのだけど、最近このブログほんまに俺の自己紹介としてアリなの?と思うとタイピングが進まないときもある。

昨日は病院での待合が長いことが予想できたのでカバンにカルドセプトDSの攻略本を入れて出掛けたのだが、病院内でケータイ以外に自分で持ってきたもので時間をつぶす人も珍しく本の装丁や内容も子供向けなのでやや恥ずかしく、診察室から少し離れた物陰のベンチでコソコソ読んだ。レントゲン室の技師さんがのぞきにきた。どちらも用事はない。

マナ4枚をチャリティ・ホープ・リンカネーションなどで連発できないかと考えたが、1周目はマナで得られるのは50Gでホープが40Gチャリティが50Gリンカネーションが70Gとブックからの引き増しのほうが割高で、このことから実はちまたの攻略にあるクリーチャーとアイテムを少し減らしてドロースペルでブックを回す理論はブックの比率で25:10:15を堅持するよりダメなのではないかという推論に至った。

なぜなら引き増しがブックに入っていても、引き増しを引かずに偏った編成のブックの一角をドローして始まる確率も有りうるわけだから、ホープが入っているから期待値としてブック回転率が良くなりクリーチャーとアイテムを減らすという戦略は2回目になるけどクリーチャーとアイテムを充分に引かず増やしたスペルの内引き増しでないスペルだけを引き当てる可能性をはらむ。

それでも引き増しそれ自体は強い。だから極端にせず、クリーチャーを減らすと言っても20まで絞らず標準の25から24にして引き増しを1枚増やすくらいのさり気なさが適度だろう。圧縮それ自体はターンとゲインの無駄になる。まあ、よほど特殊な戦略でフレイムウィビルなど特定のカードだけをたくさん引きたい時にドロースペルから入るのは発想のひとつだが、俺の持論としてもそれに特化してスペルを偏らせるよりも副次テーマを持ってデッキバランス自体を保つほうが強い。これが俺がマイコロンブックでもマイコロンでないクリーチャーを入れる理由だったりする。

本を読んだついで、よそのブログの攻略なども読む側に回ってみた。その中でいちばん論理的で納得の行く攻略がスペルターン、ダイス、召喚、戦闘で武器は基本的に自ターン侵略でターン1回だが防具は相手の人数分発生する可能性があるため武器よりも防具のほうが消費可能性が高く多くするべきというもの。

俺は主に3人戦中心で普段は考えているので、武器対防具は2:5くらい。そして攻防両面で使えるファルコンソードやクロスボウを武器と数えると4:5そして巻物を武器と数えて結局5:5に落ち着くのだが、これは俺が主にノーアイテムで守れる水属性を選ぶところから来ており、件のブログの人は文中から察するに風属性を好むようであった。

まあトレカの期待値計算というのは複雑な確率分布の問題であって、1枚25%2枚50%3枚25%でも期待値2枚に丸まるから、概算の期待値で上手く回るはずのブックが実際問題として事故を孕むというのは初心者から少し確率をかじった時に良くある話で俺も以前はその罠にハマったことがある。

どういう罠かと言うと火属性単色属性のブックにファイターを入れるくらいなら地属性のトロルにしたほうがあわよくば地属性の地形効果を得て再生も付いていて良い事ずくめではと思ったらゲームをしてみてGアメーバに悶絶したり風属性に入れなかったりするという失敗事例集みたいな経験を一度はしているからなのだ。単に40Gと安いというコストの問題以上の問題である。しかし本当にファイターをトロルにしてGアメーバにも出会わず地属性を運良く取れてトロルが活躍する可能性もあるので、一概にファイターのほうが優れていると断じれるものではない。

良くある事例と必要十分条件を考えてファイターに行き着くのはかなりマニアックな人だろう。普通はブックからウルフとピラーフレイムを抜いて段階的にファイターが自然に入っていて、ファイターをトロルにしてしまっても何とかそれくらいで10面クリアしてしまうかもしれない。だが対人や2周目で負けて悩んで諦めずに根よく続けた中からマニア仲間の合意として無属性のファイターも捨て置け無いという話で、それもコンプリートするとニンジャで良くないかとなってくるのだが、そこまで来てからGアメーバ切るだけならファイターやパイロマンサーで良いとなる。風属性だとGイール切れないからね。

たった50分の1枚のファイターでもそれなりに理由はある。それはスチームギアでも良いかも知れないし、アームドギアやバンディットでも良いかも知れない。スケルトンにしたこともある。類似するカードなら、大体どれでも良かったりする。多くの選択の中で、初期ブックに入っている何の変哲もないファイターを選択することに反対に意外性を感じて欲しい。

この誰でも最初から持っていて下手を打つと一度は捨ててしまったことがあるかも知れないカードで上手く勝つことに発見を見出だせるのは、勝負があってのこと。攻略としてレシピをブログに載せるだけだと「え?ファイター?」となってしまいイメージコントロールとしては微妙なところなのかもしれんな。


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