エビデンスって近年の流行語になってるけど、文系の人理科実験しないわけで。
地球の生物の99%は植物で1%が動物で、人間ってそのうちのさらに僅か。
だいたいの受験生は自室で本読んで勉強するわけだから、根拠の強いものを選択していくと必然的に理系選択をするようになると理系は思ってるけど、家族や学校ですら人間関係のある社会なわけで、心理的に人間関係を学ぶ社会科から人文に行く人も最近じゃ分かる。理科や数学が苦手だから文系って選択だと断定していては間違いなのよね。
ただまあ、それは大人がよく言う子供の頃にもっと勉強しておけばってやつで、そういう意味じゃ世の中の金融資産のほとんどを所有しているのは文系で理系に割り振られているのは僅か1%というような見方も出来る。だけどそれでも理系を選ぶのって、お金で出来ることは結局人間社会で他人からモノを買うか雇用で使役することだけなので自力として使える自然の摂理のほうが力であるという考え方もあるとは思うのよね。それでも科学実験も大掛かりになると予算は必要になってきて、子供の頃から勉強した理系の上がりの形のひとつが理研なら、そこまで上がっても結局は予算を取らないといけないわけで文系からの政治的支配は受けていて、御用学者とかサラリーマン研究者に甘んじるしかなく、俺はどちらかと言うとそれなら若い頃にギター買って叫んでいたらみたいに思って30代くらいで路線変更を考えたの。
んで今日は中学理科の本を読んでいたんだ。近所のお医者さんの平田先生に「高校化学で物質量モルって習うけど、お医者さんになってみてモルって何かに使いますか?」と聞くと「うーん、モルは使わんなぁ」と仰っていて、じゃあ何なんだと思っていたら、高校生物の出題範囲で細胞質が何から出来ているか割り出す時に濃度を調べるために物質量モルで割り出す方法が解説されていたんですよ。参考書のページの3分の1くらいで小さく。
そういう風に実験でなく読書で自分が腑に落ちるまで生物をやりこんでみようとして、今日は中学理科で細胞のページを読み込んでいたら、生物が単細胞か多細胞か割り出すのに酢酸カーミン溶液というのを使うらしいんですね。そうすると、分かったことがあるんです。
「酢酸カーミン液っていったいなに?」
思えば小学校でもリトマス試験紙って習ってますよね。だけど、市販の道具として出来上がったリトマス試験紙を使うというのに小学校の時は疑問を抱けなかった。同じように酢酸カーミン液も、メモにとって覚えてみたけどいったい何なの?覚えてないけど俺ほんとに習った?
となって、辞書で「酢酸カーミン」を引いてみたけど見つからず、フランス語でカーミンが紅色。オランダ語でカルミンで紫がかった赤色とあって、多分これだなと。
では、この酢酸カーミン液のカーミンはいったい化学で行くと何で出来ているでしょうか。まあ、今はネットがあるのでウィキペディアとか見たら載っているんでしょうけど、昨今のネット社会は人々のネット検索履歴が個人情報として利用されるので、朝起きに本を読んでいきなり「酢酸カーミン溶液」とかググると、それでもうグーグル社やウィキペディア財団に「今日は酢酸カーミン溶液だな」みたいにスパイされてしまうんですよね。
だから俺は近頃は紙の辞書を使います。本も使います。ネット検索する情報は選ぶわけです。
便利だけど無料だけど裏がある。だけど中学校で酢酸カーミン溶液を覚えていても、俺は物理化学選択だったことは多分変わらなくて、専門学校でなく大学でもどっかでその道を嫌になって、心からやりたいと思っていたギターに手を付けて着地点は今とそう変わらないのではという気持ちもあります。
そうなると1周回って文系に合意できる部分も沢山あるんですよね。「遊びたい」という。
ただまあ、適度に暇で小遣いも無いわけではなく「何する」ってなった今日の朝に、アマゾンでゲームソフトをポチクリするよりは部屋にある本を読んでお金は少額でも将来に家を建て替えたりするための足しとして貯めておこうと思って今もブログ書いてるんですよ。