フランスの民主主義は革命で日本の民主主義は敗戦で

同じ民主主義と言ってもフランス革命で市民が勝ち取った民主主義と日本が戦争で負けてから外国の力で制定された憲法上の民主主義ではそもそも成り立ちから違うわけで一緒には出来ないと思ったんですよね。

まあ高校出てからもう25年経つわけで世界史とか思い出せずフランス革命の年号とかもググるわけですが、整理するとフランス革命後の民主主義成立から日本国憲法の制定まで150年くらいあるわけです。

 

その間に大航海時代があってフランスのある欧州から新大陸アメリカに人がいっぱい渡って大きくなったアメリカはやがて日本と戦争をして日本に民主主義を押し付ける。それが「良いこと」と思ってやっている人もいたんだと思うんですよね。

まあ子供の頃に虐待を受けて育った子が大人になり、虐待をしている親を見つけて殺した、みたいな大雑把な筋書きを連想するんです。自分で親を殺していたら確信犯だけど、確かに虐待が辛くとも親をいきなり殺されたら殺人犯が悪者だという幼子の一人称が果たして見えているか。

フランス革命は市民革命だけど、太平洋戦争は帝政の元で国民が戦って負けた後に敵だった相手から「もう自由です」と持ってこられたわけで。それから70年ほど経ってみて「結局何が自由だったの?」と俺が思うのは俺が戦後の生まれだからでしょうか。選挙権はあるけど結局自民党に入れたり、違うところに入れても負けるだけだったりするんですよ。

そんでしつこいようだけどフランス革命は習ったけど、フランスで革命が起こった後にどんな時代が続いたかみたいなことは教科書では全然わかんなくて、それはね、40歳も超えてみれば疑問に思うならそういう書を求めたり旅行に行ったりと行動を起こしてこなかった自己責任や学の至らなさももちろんあるのは分かるんです。

ただ、日本国憲法が制定されて70数年、高校出たまま放っていたら意味も分かりません。まだまだ帝政の名残はあるし、そもそも国民が求めたものではない民主主義が押し付けられてから義務教育が敷かれている。国民が学んで何かを勝ち取ってゆくのはまだまだこれからじゃないかという風に思っているのよ。

何も勝ち取らずに江戸時代が長く続いたように、これからもたまに負けるけど自民党政権が長く続いて、この現代が過去になる時に思想はどのように変化しているか。そう考えると民主主義が発足してから200年以上経っているフランスから識者が進んだやり方を学んでこようとするその動機自体は分かるんです。

それでも、学ぶにしても同じ民主主義国家としてではなく、成り立ちから経過まで書面での制度から見落とされている国民の実態生活の違いも併せて考えないと上手くいかないんじゃないかなとも。

まあ机上で勉強するのにパソコンやスマホでネットがナンボでも見られる時代、今の高校生や大学生は俺がその歳だったころよりもっと知識がついていると思うから、これから若い人がどういう風にモノを考えるようになっていくかは俺には分からないんやけどね。