「アラクサの守護者」を上手く使いたい

MTGの戦績は思えばビギナーズラックまたはルーキーイヤーだった。

そりゃ初めてスグにゲームの要領を飲み込んで金でカードを買えば勝てる。

それは多分、普通の人が出し惜しみするところを出す時点で差が付くから。

そのまま賞金圏内を維持できれば晴れてトッププロに成れるだろうが、俺の知る限りそんな人はいない。MTGのカードショップをしていたり、本業を持った状態で趣味としてお金を出してMTGを楽しみ、店で遊んだあとは居酒屋などに軍団で美味しいものを食べに行く。

そうなると仕事の時間と家賃や車のローンに生活費を計算しながら、MTGに使うお金を渋った上で必然的に集まらないながらも楽しむ人の集団がいて、それに始めたばかりで新版をどどっと買ったルーキーさんやジャンキーさんが競って、ある時俺は戦場からどれほど戦利品を家に持って帰れるかが勝負だと考えを改めた。

ゲームに勝とうと躍起になって、強いと思うカードに目星を付けると「あっ、アイツこのカード欲しがってるな」と周りの人間や店に察知され、トレードで出してもらえなかったり店頭価格を釣り上げられる。もちろん、セットの発表があると欲しいカードというのは皆の意見が割れるところで、誰から見ても文句なく狙い目の高得点カードは慣れてくると見分けられる。

確かにどれも一長一短のようで三長二短とか長短の判じづらい代物ではあるのだが、ゲームのルールから試合の流れを逆算しても出番の見つからないようなカードと、慣れたものが見たら勝ちに結びつくカードというのはある。

その中で、難しいのは次点のカードになる。役に立つカードを集めて残りを捨てていくと、ゴミが大量に出る。そのゴミをゴミ漁りして使えるものを探すのがひとつの小遣い稼ぎだ。

主眼はお金をなるたけ使わないで遊ぶことになる。お金が儲かる楽しい仕事というのは早々無いかも知れないが、お金がかかるというイメージが付きまとうMTGでもゴミ漁りから夢中になったという人はわりかしたくさん知っている。そうでない人はホビージャパンか悪友にたかられたかだ。

さて、それで今回の目的は強いカードで構成されたデッキに敢えて次点のカードを忍ばせて、デッキを使ったデュエルでは次点のカードを決め技として強いカードを悟られずに相手が決められた技の要所は「このカードだ!」と思うところを次点のカードにして相手に欲しがらせて、あわよくば交換したり売りつけたり、あるいは昔に捨てたものに悔しい思いをさせてトレードを申し込まれても保持して精神的優位を得ようというところだ。

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さあ、このスコットランドハイランダーのデッキと勝負して、もしこのデッキが勝ったらこの中でどれが強いカードでどれが弱いカード、デッキの要となっているものを見分けることが出来るかな?

ヒントを与えるとすると、着眼点は人それぞれ。好きな色も立てる作戦も十人十色の中で勝った人の共通点ばかりを掻き集めたら自分も勝てるかというと、そこにあると思っている財力が本当に必要かどうかもういちど考え直して欲しい。


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