100円のアジフライのために10万円の釣り道具を買うのが趣味

思えば学生の時に使っていたNECでも今まで買い替えたパソコンの用事は全て済まないかと。

ちかごろパソコンで何をしているかと言うと、このブログの執筆とネット巡りである。

しかしブラウザのセキュリティサポートが終了してから乗っ取られたかやたら重い。

怪しいアプリや無料ゲームに著作権法違反でダウンロードした音楽ファイルなど、どの辺りからかトロイの木馬ウィルスが入ったと思われるが、ウィルスが入ってからアプリを消しても木馬が門を通ってから門を閉じるようなもので、解決にはなっていない。

しかしまあ、俺もパソコンオタクの端くれである。専門学校を出て仕事がすぐにあったというわけではなく、種々のソフトを揃えて大上段から操作すれば全てが胃のまま出るという状態から、自分で買ってみたサラピンのパソコンというやつは何とも使いみちのないもので、パソコン代で目いっぱいであった俺はフリーソフトなどを大量に入れていた。

そうして重くなったパソコンを何とか快適に使いたいと要不要や悪さをするソフトしないソフトなど、お金を出して市販品を買えばだいたい大丈夫なものを大量の時間投資と勉強で乗り切った。今思えば他のバイトでもして学校と同じソフトを買えばよかったのだが。

10年ほどそうして身につけたソフト知識を活かしウインドウズの業界で働いていた。ウインドウズというのは家で使う人も会社で使う人もあるが、家で使う人はソフト会社に発注なんてしないし、会社で使う人はマイクロソフトオフィスのワードとエクセルで事足りる。そして大学の科学計算はUNIX系が使われていた名残があり、ウインドウズに詳しいプログラマーというのはまず科学計算にウインドウズを使っている会社を人づてで探してもらい、そこに泥棒のように社員証を作ってもらって紛れ込み、正規の会社に発注したら何千万も請求されるプログラムの改変をミヤザワ君がちょちょっと直してくれないかというものであった。

そして俺はついに貯金を作ってMacBookProを買ったのである。それから10年、Macになって何が変わったのかは俺も未だに良く分からない。画面がキレイになったので満足ではあるが。

今の仕事は重くなったマックを買い換えずにアップル社のサポセンの人よりマックに詳しくなって、また10年前に新品を買ったときの感動を味わうことが出来るのかということに尽きる。


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