通院日に体重と美醜について考えた

体重測定と採血をして、77キロとこの3ヶ月で80キロから毎月1キロずつ落ちている。

自分自身の評価はマッチョより細身のほうがカッコよくて腹が出ているのは嫌なので、お腹を引っ込めたいという思いはあったが、看護婦さんに「何を目指しているの?」と聞かれた時には何となく美しくなりたいと思っているけど、それが最近ではジャニーズとかだけど以前はビジュアル系バンドだったよな。俺の美的感覚は変わっていないが、その割に自分自身の見たくれに関して太った時は諦めた感すらあって、太った人がどうしたらカッコよくなれるかと思ったら湘南乃風だったか、太ったミュージシャンで成功している人もいる気はした。

しかし実際に体重が落ちて腹は減っこんできたが筋肉量がどれほど維持できているかは分からず、こんな考えがよぎるようになった。美醜で言って細身が美しいという価値観が流布されると多くの人間が力をなくし、その中で一般的な美的感覚の基準に騙されずドラえもんジャイアンのようないじめっ子からしてみると、好都合な環境がどんどん整うのではないかと。

そんなことを考えながらテレビを付けるとちょうどサッカー選手から競輪選手に転向した北井佑季さんが映っていて、競輪に転向してから体重が2割ほど増えたらしい。奥さんはキレイに見えたが、キレイな奥さんと結婚したのか勝ったからヒーローインタビューみたいのが来たついでにメイクさんが付いて奥さんがキレイに映ったのか、その順序を知る由はない。

まあ、華奢でキレイなのがカッコいいと思う人と頼っれる男の基準として力があってなおかつ自分の言うことを聞いてくれる都合の良さを持ち合わせた男の方が扱いやすいと考える賢い女や、本能的に男がナイスバディの女に目を惹かれるようにムキムキかっこよすみたいな女だっているだろう。

自分の美醜について自分で価値判断を下し自分に酔うとただのナルシストである。だが、俺は人から好かれたいと思う以前に自分の好きな自分でいたいという思いが近頃また強い。

暴力が犯罪として取り締まられる社会というのは結局の所は知恵があって力のないものに向けられる力の矛先を正義から犯罪にすり替えて国家権力の犬である警察暴力を行使する迷路のような法律のカラクリなのだ。

自ら力を持った人はそれを活かすためにルールを守ってスポーツに打ち込むしか道はないみたいなのも辛いよな、いや農業に大工さんに漁師さんとかも力仕事の側面はあると思うけど。

そこへ来て華奢な色男がモテるのは面白くないという嫉妬とどう付き合うかと言うと、腹は凹ませたいけどダンスとか武道には興味があって、何かを自分で守る最低限の力は欲しいところ。


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