多くの人は嘘を書いているブログの世界

ネットで幅を利かせている、スゴそうに見えるのは実は工作が好きな暇人ですよね。

若い頃に騙されて、ゲームクリエイターの肩書きでホームページを持っている人読んでた。だけど、自分がプログラマとしてIT業界のことを書けるとしても関西だけだし、中央区だけでも会社ってめちゃめちゃいっぱいあって、建設業関連1社、電機メーカー2社、中堅部品メーカー、半導体関連とまあ最初は自宅から朝の通勤が嫌だからと市内のマンションに引っ越して、自転車で営業回って自身が飛び込んでプログラマとして雇ってもらって、そこにあるシステムの改修とかをして給料もらって。何が分かったろうって思いますよね。

その頃は単純なピラミッドモデルで上に大企業があって、中小企業はその傘下で、末端の零細企業がシステムを請け負って、中間搾取とかですべては回っているという想像をしたんです。

けど、退職して10年くらい実家の文具店の2階でたまに家から通える電機メーカーに仕事に行って、そうすると親父は爺さんの代からの相続で不動産を持っていて、株も持っていて、そして俺は相変わらず有限会社フリーライフの従業員だけど、労働収入を貯められたのは親父が家事費を出してくれるからで、そうして株を買い法的なことも勉強して、だけど俺の渡った会社の会計は給料の値段以外はかなり「なあなあ」で回っている。

そしてウインドウズを使っていた頃はベクター窓の杜が便利だと思ったけど、マックにするとアプリでアップストアのアイコンがあって、それはすぐにグーグルプレイストアと競争になるけど、その開発者は会社でも個人でも中小零細だろうなと読んでしまう。

社会がどうなっているかより、誰の視点ならどう見えるかで、大学教授の社会学の視点なら正しく見えているとするなら、社会科学者が即座に大富豪になってもおかしくないってのは反語で、そうじゃないから大学教授なのか、そうだから大学教授の体をとって実権を持っているか、考えるほどに分からなくなる。俺が思うに誰の目からも社会なんてものは見えないだ。

さらに株を始めて思うのはゲーセンのゲームという毒にも薬にもならないものでお山の大将をしたのが自分の自信の根幹のひとつで、もうひとつは中学受験に勝ったこと。東大を目指して競争に敗れてから何とか仕事につき、出来たお金で東大教授の書いた本を集めて勉強したりもしていた。それで人並みより何かに勝っていると思って自尊心を高めても、株式市場の売買の相手はもっと金持ちで優等生で経験年数とかも負けているかもしれないということ。

そこまで来ると、あんなに憧れたゲーム会社でも、入って勤めている人は社長や株主の愚痴を言うし、株を買ってしまえばその愚痴られる株主だし、トレードで売買すると手駒のひとつに成る。これは結局のところ、偉い人には会社と言っても従業員の働きや設備が全て把握できているわけではなく、将棋をするときの駒が漆塗りかプラスチックと違っても、歩とか飛車とか分かればそれでよく、お金の流れくらいしか見ていないから俯瞰に見えるだけだと思う。

そこであらためてブログを読み歩くと、俺は今40代で不動産投資を考えているけど、不動産の売買に買ったか負けたか、とりあえず住まいくらいは持って、パソコンがあって暇をして工作をしている人と、親御さんがお金持ちで子供ながらにパソコンが与えられている人との交流の場のようなものが俺のみるインターネットなのであった。主婦もいるらしい。世界ではない。日本語圏だから。それに昔はIT関連も絡んだのだが、掲示板に書き込むだけの能無しはリストラされ、何かインターネットがすごいことに見えるものを作れるウェブデザイナが生き残る。

すごくかっこいい写真のついたウェブはフォトショを使えるパープリンが絵的に作っているので、どちらかというと知的好奇心は活字で満たされる。そして活字メディアを管理しているのはフォトショが使えなくて屁理屈を捏ね繰り回す高学歴の負け組が多いのだ。


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