ゲーム初めはバーチャファイター5

 昨年まで三賀日にゲーム初めとして新年の目標にゲームを据えていました。

 今年はそれに変わりシンガーソングライターとして国語の勉強とギターの稽古を新年の抱負としようとゲームは断つことも考えたのですが、4日になってXBOX360のコントローラをオン。

 ジャッキー武聖から大会優勝(16人トーナメント4連勝)野試合2勝1敗で6勝1敗まで。サラ帝王でドラスマで浮かせてワンパン挟んでダブルジョイントと決めてくる相手に負け。

 なんというかPS2のバーチャ4は「コンピュータがハマるので簡単」というレビューが付いて「参考になった」が結構付いていて、アキラのガード外しを避けないのでそれ起点に確かに勝てるのですが、発生が遅いので立ち会いで何かリードを取ってからとかしゃがみパンチヒット確認して有利フレームからガード外しに行かないといけず、ハマると言っても有段者クラスの能力が必要で。

 バーチャ2からのファンでも「初段の段位認定線がゲーセンみたいで緊張感があり、普段のコンピュータより強くて手応えがある」と楽しんでいたのを書き添えておきます。それよかバーチャ5は俺が4でやり込んだのを差し引いても段位は序盤上がりやすいとは思いましたが「人」「王」「将」くらいになると強いと思います。

 知らないで簡単に騙される人いるなぁと思うけど、そういう差があるから自分が無自覚に勝ち組に属しているとも思えるし、騙される人が悪いかというとそりゃ騙す方に悪意があって騙される方は弱いとしか言えないけど、人間そこまでバカじゃなくて強い人に嫉妬した時にもっと別の人が簡単だって言ってるよとなると「なーんだ簡単なんだ」みたいに安心してやり過ごす。その辺も両々相まって上手に騙す人が賢いなぁと嫉妬するわけです。

 やっているとハッスルして刺激になるのですが、何か狙って失敗すると上手く行くまで狙い目としてひとつの技に固執する悪い癖が、まあ二度狙いくらいで「あ、俺狙いすぎてるな」と気づけるけれど、1回でちゃんと冷静に戻れていないとかの自己分析は出来ますよね。勝ってる時の勘が冴えて色々の技がどんどん決まる乗ってる感じが称号持ちの相手に決まると気持ちいいもんですが。

 スティックではなくコントローラで操作しているので、最初はスティック風にP+GでもK+Gでも同時押ししていたのですが、流石にそこは頭を柔らかくしてK+GはRB使うとかいう風に柔軟な対応をするようになりました。アーケードに備えて主戦場がゲーセンだから変な癖つくの嫌って4の頃は思ったけど、今は家ん中が主戦場。

 カルドセプトというゲームを3DSでやり込む前は「ゲーム機相手にひとりで双六なんて楽しいか?」と思ったこともありますが「ボードゲームするのにメンツ欲しさに相手代を払って遊んでもらうってそれ友達か?」とか「そいつと遊ぶのに本当にいくらの価値があるか」みたいな問いを「友達はお金では買えないかけがえのないもの」みたいなほんわか価値観で考えていたのですが、自身が貴族階級から労働階級になってみた時にお金で買われた労働階級は革命こそしないまでも与えられたお金の使い方とか管理にシビアになることで一定の自由は獲得できる問いう考え方に立脚した時、ひとりコンピュータゲームはつまらないけど「朝起きて満員電車で通勤する毎日よか暇人で暇潰すのにお金使うよりかはマシ」になって、バーチャも同じく。

 その中で、バーチャはジャンケンぽいけど、リーチとフレーム差の有利不利と避けと投げ抜けとダメージ差とまあパラメータは色々とあって技の使い分けもあって、似たり寄ったりな中断パンチキックでも度重なるバランス調整で意味づけとして差別化されてきているので、そのわずかな差に着目して使い分けることも攻略かなと。

 俺はゲーマーでゲームについて遊ぶ時間は僅かになったけど考えるのはめちゃめちゃ考えちゃう。そうすると新年の抱負としたシンガーソングライターへの道はまだ没入度低いと思う。既に出来ていることで満足しちゃってる感はあるし、平井大のギターソロは本人でも別人でも楽曲とパフォーマンス両面で他愛のない一発芸にしか見えない感はある。いや紅白見た直後は「ギタボにソロもってスゲー」とか高揚感あったけど、プレート部分が黒色なの人種差別へのメッセージよね。ビデオだと白馬に乗ってるのとかも。

 その意味で「ゲーム勝つ」って言っても「ぽっちゃり白い坊ちゃんが貧しい人の日銭で遊ぶゲームを負かして何になる」みたいのはカプコンのゲームしてた頃から冷ややかに見られてた思うよ。何になるって俺勝つの好きだしって。

 このブログ書いてんのも上を目指してた頃って書店で売ってる攻略本を熟読しても書いてる人がトップでないことに読んでも頂点になれない不満みたいなの感じてたから、自分で天辺目指して勝った暁には自分で本書きたいとか思ったもんだけど、そこまで書いてみて思い当たる名前がひとりあるんだ。

 そこは勝ったら勝ち方ではなくゲームブックとか推理小説とかの方が読んで面白いみたいな文筆家としての商売と勝ち負け感も別に存在していて。そしてハウツーの形になっていない理論の本は読むのが難しくて毛嫌いされるのも分かるけど、頑張って書いた文を読んで下さる方々から「だんだん分かってきた」というレスポンスが忘れた頃に返ってきて「いや、俺も書いたことガチで忘れてるんすけど」となっている今日この頃です。

 ただまあ、こうしてブログで考え方について触れている時点でもっと付き合ってみたい思って下さる方とは既にコメント投稿とかで話ししていて。俺が誰と話してみたいと言えば中野信子さんと話してみたいと思ってたけど著作を読んだら伝わったこと以上に質問したいこととかもう無くて、まあテレビでマスコットみたいに登場させられているお姿を拝見できたら満足で。知性のある女性が本を書くとき美人との対談形式で写真本にしてるけど本人が頑張ってお化粧やおしゃれをしていたらそれはそれでファンとして嬉しいんですよ。


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