言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、ポイズン

 昔そんな主題歌の漫画原作テレビドラマがあったんですよ、反町隆史主演の。

 「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、ポイズン」

 俺は身の回りに相当カリカリ来ていて、まあ薬飲まないと寝られないのとその病気を理由に勤労の義務がある国の中で自営業をしている親父の店の二階でテレビ見て暮らしてんですが。

 そのテレビで侮辱罪が拘禁刑になったニュースをしていたんですよね。街中で口喧嘩して手を出して警察が来て言った言わない、やったやらないになってお巡りさんが「口ではナンボゆうてもええんやからな」と言ったので「お巡りさん侮辱罪って知らないんですか民法だから警察で扱わないのかも知れないけど、民事事件で訴訟しようとしたら証拠がいるから相手の文句とか録音しないといけないんですかね、口でも言ったらいけないことがあると思うんです」というと「まあ、そう難しく捉えるな。我慢してやり過ごせば済むことではないのか」と諭されたわけですが。

 その問題は表現の自由を後ろ盾にしてスキャンダルを書き散らすゴシップ誌と芸能人の裁判とかでも取り扱われたけど、もともと日本の上流階級には「慎み」という考え方もあったんですよ。言いたいことが言える表現の自由と人が言われると傷つく「侮辱」の線引きが民法から刑事罰になったのは、それはそれでみんな黙れば俺んちもともと食卓でテレビつけっぱでみんな黙って見ながら食うような家だったから、黙ってれば良くてあとは外の問題ってことに戻るんだ。

 法改正の焦点は外での口喧嘩ではなく、そうして外交手段が口論ではなくネットに移ったから、掲示板とかで「誹謗中傷はやめましょう」とか書かれても意味分かんなくて書いちゃう人、我慢できないってことを「悪口はケーサツに捕まるぞ!」と脅せばやめるかな?程度の話だとは思うんだけど。その対象を無意識に少年犯罪に想像してるけど、どちらかというと知恵の回るオバチャンが少年ぽく書き込むとか、匿名ってのは簡単には塑像は及ばないわけで。

 成人18歳とも絡んでると思ってて、その昔に高卒以上成人未満の19歳の犯罪者ってテーマもあったよね。少年法が適用されると踏んだ上での確信犯という。俺も最近許せないヤツにはカネがあるから罰金刑で済む罰なら犯して私刑を執行するって考えから、いつでも出来るとなるとやっぱそれってカネの無駄遣いだからやめよう、みたいに冷静になれてるけどさ。もっと大金を持てないから自分のカネで出来るくだらないこと考えてるだけなんだよな。

 その点で侮辱罪が罰金刑ではなく拘禁刑なのは重いし、カネでは済ませないという姿勢も評価の分かれ目だと思うよね。罰金刑って結局は政治家とかの金持ちを取り締まるのに安すぎるから。

 ロシアのウクライナ侵攻も結局は国連法の罰則規定と軍事政治の損得で、ロシアから見て破った方が得に思われちゃったって事だからね。それに対して破った方が損と分からせるのが金融政策であって、中国史には文治と武断の政治思想があって、文官と軍官に分かれて治めてるわけじゃん。そこに来て日本じゃ財務省がいちばん強いカネ政治だけど、それアメリカやヨーロッパならびにアジアやアフリカでも通じるものなのかって所がこれから見えてくる事よね。

 武断政治がそのまま武力外交として国際的に通用するのは分かるけど、文治政治は言葉の疎通性とか学力とか共感とか、とかく自分のが上だと思っても相手に通じないと意味が無いわけで、数字で示しやすい金融政策の方が文治より国際影響力はあると思うよね。

 けどそうすると、文治で治っているとしていいなら、この日本はなかなかに文化レベル高いのかなと括りたいけど、表面的に問題は起こっていなくてもどこかで爆発する、精神的な幸福度の低い国ってのが受け売りだけど気にかかる。

 そこでふと反町隆史のポイズンを歌いたくなったんだ。布袋寅泰の方が先だけどアレじゃダメ。いつから日本は黙って金払えばいいみたいな国になったんだろうか。外交的に大戦時の責任追及とか派兵拒否で諸外国に謝罪として金を払ってきた日本の政治家は批判されてきて真に受けてたけど、軍事力の高い国に詫び石を払って来たのが徴用工とか被爆者とか優生保護法とかに流れるようになって、それでロシアから軍艦が来てさあどうしますかって結構ヒヤヒヤする。そういう建前を取り繕うことでアメリカが味方についてくれるってことなの?

 


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