今週は細いペンでファイティングポーズを描いてみた

 太めのサインペンで描く漫画的な絵が得意で、太さで繊細さが帳消しになるのを利用して「そういう絵」と思ってもらうことで下手なのを隠してきたし、それこそ技法だとも思うが。

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 こうして細いペンで入れてみると、顔の雑さが際立つ。これくらいのマンガも世の中にはあるかもしれんが「自分はもっと上手いはず」と滅多に描かないし、量を描くことで露呈する下手な点に関する照れとか自分に許せない感じがあるのだが、まあそこは越えたい壁。

 ただ、何を目指すにしても俺の場合は技芸を高めることでいるかいないかも分からないライバルをマウントしたい、みたいな動機があるんよな。誰の目から見ても「勝っている」と思わせることが目的で、それで何かを伝えようとか絵の意図みたいなものがあんまりない。

 太いペンは鳥山明ロットリングを真似たものだし、これは女性を描いたつもりだがファイティングポーズを選ぶのは格闘技で勝ちたいみたいな深層心理の表れかもしらん。

 まあでも自画自賛で体を上手く書いたつもりでも普通は顔見るし、顔の絵下手よね。照れずに頑張って描こう。ギターは毎日5分未満だが12年続けて、マンガはこれから週1回は向き合おうと思ってます。小学校の頃は勉強部屋に親から閉じ込められてせめてもの楽しみとしてノートにマンガ描いたけど、今はテレビも見てるしゲーム機もパソコンもあるしギターもあるしでマンガ読むのも積読で描くとなるともはやどうにか背中を押さないとモチベすらない。

 ギターの弾き語りにしてもプロ目線からすると、大筋出来ているものを量産するよりもっとひとつひとつを大事にして欲しいとは言われた。俺はそれを「まだ下手」と解釈したが、商売的に小出しにしろという意味合いも含まれていたのかなとは思う。マンガブログは人気あるみたいだが、毎日4コマ描いたら収入増えるんかな、金儲かったら何したいと考えて、今日はカレーを大盛りで食うことにした。


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