時の流れの恐ろしさよ

 人間、気に留めていることは遠い昔のことでも近く思うし忘れてしまったことは遠く思うもの。まあ病気なのを差し引いても、俺は時系列を整理して話すのが苦手というか、高校、ゲームセンター、専門学校、小さいゲーム会社、紹介会社、建築関係、パソコンメーカー、大手ゲーム会社、地元の工場に休み期間のニートに見える生活、そして闊歩する街中での町人との関係や、同級生、先輩後輩、ゲーセンでの顔見知りとその中での年長年少、トレカの大会、ゲームの相手から飯仲間に誰かの家に泊まり込みなど。

 例えば学校でも同じクラスに友達がいて「友達の友達」くらいになると普通は作り話か知っているやつになるらしいんだけど、特にゲームは大阪にも東京にも地方にも対戦相手と遊びグループはあるし、そしてそれがゲームして飯食って喋ったら俺の中では「友達」だったけど、世の中には試しが好きなやつがいて誰かの悪口を言ってみて必死で怒ったり守ったりするものが友達で、彼奴は怒らないから友達じゃないみたいなわけのわからない理論で嘘つきにされる。

 土台、インターネットでコテハンを見つけて勝ち負けや損得から「裁きたい」みたいに寄ってくる人も混ざっていて、そして俺は忘れても「あの時はああだったのに」という糸が無数に絡んで、そうして俺は整理するために実家に引きこもって、それで三年くらい経つんだけど、ふと十年以上前のことを思い出して「あれは何だったんだろう」と思うと、その人も格闘ゲームのキャラ名とかで探したら、ネットで簡単にそのアカウントが見つかる。

 そうしたことは俺の中では未解決問題だから、最近のことのように心に留めていて、そしてNHKのカムカム総集編などを見ると「ちむどんどん」になってからひと月ほどなのにえらく懐かしい気持ちになるのである。まあ、舞台設定が懐かしい時代風景で音楽とかの効果もあるのだろうが。

 もうひとつ、 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も進行中だが、かねてよりゲームのプレイヤーとして独りで道場破りみたいなことをする無謀さが治って、奈良のゲーセンに遊びに来て奈良にカネを入れてもらわないと地域の人からはゲームに強くても有り難がられないという思想を持って、ゲーマーやデュエリストを武将に見立て、ゲーセンやカードショップの陣取りの「信長の野望」みたいな国取りゲームをしたいと考えるようになった。

 そこで「俺たちを駒にする気か」という離反組も当然いるわけだが、暴走族とかってもともと縄張り争いなので、自分たちのゲーセンで格闘ゲームとかやっているなら好きにすればいいし、そこで強いやつとか決めたいなら乗ってもいいという向きはある。

 さらに飲食店とか酒屋だって、友達は大勢で来てくれる方が有難いと思ってくれる。

 ただ、ゲームは相手がいないと面白くないし、奈良の大将は今のところ県知事の荒井正吾で決まっているので、このゲームどうしてくれようかとブログで始めていることくらいは報告しようかと。

 まあ車とかバイク以外に電車使うなら鉄道株とかも絡んでくるし、誰が何をどう狙うかだけでも単純なお金の取り合いゲームも複雑化して結構面白いと思うのよ。

 その点、お茶を売ってる「名狼会」とか興行してる「マックス」とか、カプコンSNKの新作を遊び回る会がドラクエXでオンラインで遊びだしたというと多分ゲームオーバーで、餓狼伝説スペシャルでもゲーセン借りて人呼んで特産品を売りつけるくらいの方が原始的だけどゲーマーコミュの存続の仕方としては正解に思えるよね。

 そういう陣取りの意味では首都圏でガッチリ動かず大会運営をして動画配信で地方から相手目当てに上京して金落とすっていう参覲交代みたいな東京のやり方にどう戦うかってのが地方の頭の使いどころで、根暗みたいだけど東京の動画見て家庭用で練習して地元のゲーセンで遊ぶ人の方が電話代以外に地方で回っているので、未来的だと思う。

 東京からすると「かかってこないやつは面白くない」だろうけど、向こうは布陣を敷いているわけで、大貫が大阪に来てV豪鬼でXミカにスパコンで負かされたとか、和歌山が3人だけでストIII3rdのレアキャラをクッソやり込んでいたとか、古いけど面白い話はある。

 京奈和自動車道の整備に先立って何故かゲーマー同士のコミュニティがあるの面白いよね。


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