風邪が治ってヤキソバン!

 缶のコーラを飲んでから一晩明けて風邪はずいぶん良くなった。

 まあな、ガチでしんどかったのがビタミン剤で鼻水やくしゃみで体から追い出そうとする元気が出て、飯も消化できて、ある程度治ってきているからコーラが美味しく飲めたという解釈の方が多分正しくて本気でしんどい人にコーラ飲ませてもダメかもしれないが。

 そんなわけで、風邪は良くなり昼飯にUFO焼きそばをいただいた。いっときTVCMで「濃い濃いソース!」とかやっていたが「濃厚ソース」に表記が戻っていた。日本語崩壊の危機は脱したようである。だけど切断も切る切るだしな。戦時中に作られた漢字二文字の単語は全部おかしいという高島先生の話は昭和53年生まれの俺にとっては新鮮だったが、それを理解することでおじちゃんおばあちゃんや田舎の人の話が分かるまで元の国語を理解できて良かった。

 それでヤキソバンだ。「ヤキソバン」というと昔の特撮の「銀河警察ギャバン」みたいに焼きそばのカップの被り物をした「UFO仮面ヤキソバン」がソースビームで敵をやっつけるTVCMだったわけだが、その人気でカプコンの人気ゲーム「ファイナルファイト」の主人公をUFO仮面ヤキソバンにした駄作ゲームが抽選で当たった。今ではプレミア価格かもだが、ゲームバブルの時代そんなゲームは山ほど作られて、ちょっと遊んで飽きて捨てられていたのだ。

 まあ、焼きそばを食うと歯の間にキャベツや青のりが挟まって、コロコロと舌で転がして取ろうとするのだが、その様子がみっともないということで爪楊枝や歯ブラシで取るようになった。会社勤めをしていた時は昼食後から定時前までずっと舌でコロコロしながらパソコンでプログラムをしたりサボって遊んだりしていて、ひどい時には帰りの電車でもコロコロしていたので、電車の中で口をモゴモゴしている人というふうに覚えている人もいるかもしれない。

 最近ではゲームを仕事にするのが少し辛いのだが、それはひとつひとつのゲームを何度も遊んで飽きない良いおもちゃであるという半分ウソみたいなことをやっているからで、ゲームはすぐ飽きるから絵柄や音楽を変えてお金でどんどん買って飽きてポイポイするのが楽しいのであって、その本質は映像芸術というほど大したものではなくとも、マンガのようなもの。

 そりゃ漫画本と比べたら、飽きるたびに新しいゲームに買い替えるってまだまだお金のかかる遊びよね。ケータイブームでソシャゲームなると端末代や電話代がかかっているから、ゲームソフtの値段だけで見ると安いのかもしれんが。それでもカップ焼きそば1杯スーパーで88円とかだからな。トレカの遊戯王1パックでも150円はするわけで。マンガのが安いね。


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