引合せないと効果の弱い制限カードを「制限だからきっと強いのだろう」という単純な考えでとりあえず採用していた制限カードを攻撃デッキ理論で「ブラッドヴォルス」という攻撃力1900のカードにするあたりからデッキを直し始めた。
次点には「アビスソルジャー」や「賢者ケイローン」が挙がるが、効果モンスターであるのと引き換えに攻撃力は1800だ。このトレードを計算で煮詰めたい所だが、何から計算するべきか迷う。シーン別の引き合わせによって、相手がヴォルスで自分が効果というケースで殴り負けることを考えると、効果に色気を出さず自分がヴォルスで相手が効果の方が勝ちそうだが、万が一引合せが悪く別の要因から効果モンスターが回り始め「ほらやっぱ効果の方が強いでしょ」みたいなことになると、単純に攻撃力1900を取っている方が馬鹿みたいという怖れ。
この辺は俺の深層心理の問題でもあって「誰かに考えで勝っている」と思うところを弁論で押し切れないところから、ちょっとしたことでつけあがらせてしまうのだ。カードを売るためにプロゲーマーがお接待した子供はお客様な訳で、そこには協力して負けて欲しいと周囲から願われながらも、本当の大人とはという議論とショップに入る目先のカネを天秤にかけられてない、だって俺も今はお客さんなんだもん負けてカネ取るってなら俺にも払えやコラという。
そして、俺がもし誰かデュエリストひとり捕まえて勝っているとしても、彼かにも参謀が背後に控えている可能性だってあって、そうなると自分より賢いやつのスポークスマンと論戦をしていることとなるわけで。教わったことを言っているだけのやつに文句を言い返しても納得などするはずもなく「どう言い返された」という伝言を持って帰っているだけだろう。
その視点に立つとMTGでは既に多くの論者を負かし、あとはデッキを組んで誰かが大会の場で運だめしとかトランプテクニックで決着するというところで、後方陣営として成功を収めても「男なら出るとこに出ろ」という意見が飛んでくるのは「出ないから」ではなく「隠れるのが下手」という結論にも達する。
そんなわけで、遊戯王の世界はマンガなどの影響でMTGより裾野が広く、格闘ゲームならストIIターボもやれば餓狼スペシャルもやりますよという風に「どっちもやると共通項と違うところがハッキリしてくる」というところで、昨晩は遊戯王の制限カード「メタモルポット」をいかにうまく使うかというテーマで、制限がかかる前から自由にデッキを組んで試した先駆者がいるわけで、そこにDSでレアカードになって制限カードになってから新発売環境に戻して試せないのは若干不利だなと思ったところまで。
それでもDS版を採択する意味は時間的な効率よりもお金の節約をするため。セコくて申し訳ない。
MTGでもコンボデッキでもないけど「トレイリアの風」を上手く使うのとか出来るようになったのほぼ引退してからだよね。だから選手としては出ていなくても隠居で強い人というのはいくらでもいる可能性があるっていうのが最近の読みで、引っ張り出そうとも思わず、大会というのは氷山の一角なのだろうなと思うに至ったわけです。
ごらん、金と銀の器を抱いて愚か者が街を走るよ。ここは愚か者の酒場さ。