DTM完全に理解した!

 土曜日にWin10ノート@富士通に音楽関連ソフトをインスコした。

 完全に俺の理解度の問題だったのだが、Windows用のDTMソフトを買ったのは10年くらい前で音楽知識も乏しく、MacBookProを買ってからMacで音楽関連のソフトの使い方を覚えた。

 そのせいで「絵描きはマック」みたいなカテゴライズと同じように「音楽のプロはマック」みたいな噂が出来て行ったんだと思う。

 プログラマをしていた時はマックを買う金がなく国産PCにWindowsを入れて「俺がプログラムを組むからWindowsでも何でも出来るようにしてやる!」と意気込んでいたのだが、アップルストアの店員さんは優しく「えっ!今まで頑張ってたんですね!もう大丈夫です!マックに全てお任せください!」と言ってくれて、俺はマックに全てを任せることにした。

 しかしまあ、仕事はWindows系のプログラマーとして続けていた。その頃から、マックユーザーとの繋がりも出来ていた。まあでも俺自身の仕事がシステムの内部よりも色々なソフトの操作をCUIからGUIつまりキーボードカチカチからマウスぽちぽちにしていく仕事でもあった。マウスぽちぽちは初心者に見えて、キーボードカタカタは上級者に見えるかもだが、マウスぽちぽちは正義だと思っていた。ファミコンのコントローラも好きだし、その仕事は今ではスマホ指ピッピに変えられてゆくのだが。

 まあ、俺の話はそこまでにしてWindowsDTMを分厚いマニュアルと雑誌を読み進めて勉強していたのだが、結局のところマックの良いところは説明書がなく画面で全部分かるところと言われて、プロダクトデザイン先進国なのだが、Windowsには漢字のアイコンや説明書が豊富で、字の読める人にはそっちの方が使いやすい人もいる。

 結局、俺がWindowsDTMソフトを使いにくいと思うのはマックに慣れてから説明書を読むのがまどろっこしく、一体感がまだ得られていないからなのだろう。

 そうして理解し始めたWindowsでのDTMは自分で音源に文字で名前を付けて整理して、角が尖った四角いアイコンを我慢すればマックのGarageBandと同じことは実はもっと前からソフトでしかもGUIで出来ていたようである。

 あいみょんの「君はロックを聴かない」を初音ミクに歌わせようと入力したファイルの名前は「君はロックなんて聴かない」にしてしまったまま、SSW7とReWIreで動かそうとしたが、上手く行かないで苦戦して、結局歌だけ書き出して同時演奏ではなく歌入れ済みの音声に伴奏を合わせる格好となったのだが、世の中の音楽関連業界では作曲家から伴奏が出来て歌入れって最後にするのが常識らしい。

 でもなんというか「アーティストが思いついたことを鼻歌にしてケータイに録音しておく」みたいなアイデア出しの段階からコンピュータを録音機として利用しているケースは多く、俺の歌も鼻歌から譜面に起こす時にまだ正確に出来ないから訓練が足りないなと思う。

 その意味で結局DTMと言っても録音と再生の間にどれだけ編集があって、音にどう手を加えたいかという音楽へのこだわりと知識が無いと、使いようも難儀な道具ではあると思う。

 「ズンチャカやって歌が入っていればいい」という理解の粒度では、打楽器を始めとするズンチャカと歌しか出来ないものだ。そこへギターをどう絡めるかくらいまでが今の俺で、バンドをまとめるとか編曲とか、レベルの高い仕事はやっぱりそれ相応に位が高いと思う。

 ただね、「ドラえもんみたいに便利道具で出来ないかなぁ」と願うと、自分の願望との対話にはなる。「音楽って何なのか」と問いかけて、より高い作曲家の門を叩くのだろう。


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