CGデザイナという昔の夢を思い出した

 まあ夢の原像が既に偶像だったということはあるんですけど、CGデザイナというのに憧れたことはあるんです。専門学校行ったのもそうだし、そこで50人くらい入学して国家試験通るのが6人くらい、2年でCG学科が20人くらいかな。そこで卒業制作で映像として見られるかなというのが何人とかいうと敵めちゃ作りそうでやめときますけど、少ないわけです。

 俺はこれを当時は才能の差だと思って慢心していたわけですが、今もCG検定とかの資格制度は続いているし、学校なわけだから真面目に卒業するまで通った人の作品に評価があんまりばらつくのはいくら芸術という要素があっても教え方がマズいだけの気がするんですよね。同じ芸術というくくりでも、美大出てると絵画彫刻とか以外に漫画でもイラストでもゲームでもそこそこ仕事になっている人は多いわけだし、音大出てたら人気バンドでなくとも歌手のバックバンドなり楽団なりで下手な人なんていないように見えるんです。まあ、それは芸大にもランクがあって入学時点で足を切られている人がいっぱいいるという事実も加味しなきゃだけど。

 それで、今日は雪について考えてたんです。昔フリーウェアで「雪道」というゲームがあったんですよね。何のことはないアドベンチャーなんですけど、絵を描けない人が濃い灰色のバックに白い雪がパラパラ降る絵でゲームをエンディングまでつなぎ切ったんです。

 雪というと餓狼伝説スペシャルのキムカッファンステージでも3ラウンド目にもつれ込むと雪が降るんです。ゲーム機の性能が上がって格闘ゲームもキャラが大きくなったことで人気が出たんですけど、それはメモリの仕業で、キャラがふたりでパンチキックするだけではメモリではなくプロセッサはほとんど遊んでいて、ストIIターボも香港ターボくらい速くできるという話もあったんですが、バーチャファイター以前に退屈なゲームのバックに雪を足したという。

 俺もそういう仕事をして、ゲームを最低限ゲームが遊べるデモ見たいのではなく、余力を見せないと年齢的にマズいかなと雪を考えていたんですよ。しばし考えた。2時間くらい。

 それで、作るにあたって前例はどんなのがとGoogleで「風に舞う雪のシミュレータ」とぶっちゃけて検索してみたんです。「ブラウン運動の応用」というテーマで大学だろうなと思うようなサイトにぶつかって、空から下に落ちる雪を上から下に落としながら乱数で左右に振る。そして学生用の課題として「風を感じさせよ」となってたんです。俺考えてたのそれよ。

 これ本当に先生が分かって試験にしてんのか、分からないけど課題として出したら学生にできる子がいてやっちゃって先生手柄丸取りなのか、そういう大学の仕組みは知らないですけど、例えばがちょっとレベル低くてマズいのではと思ったんですよね。

 風は気圧の変化だから、横風と決めつけて横ベクトル足すで計算機シミュレーション卒業なのかよと。俺もそういう風にほっぽり出された口だから、卒業して資格持ってても入社後に現場で役立つまでずっと雑用だったわけで、最近の野党の人が「大学無償」とか言ってるけど、本当に無償で大学行けても卒業して安泰なのだろうかと。

 ただ、この発言は芸大出た人は仕事できてる発言と矛盾しているとは思う。もう愚痴らないで自分で勉強して教えてもらえる以上のことを考えられるのだから、そうしよう。

 晩飯の時間なので。


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