今日の「ちむどんどん」からの雑談

 毎日見ているテレビの話。今日は高校野球の決勝で、その前日の休みの日にPS2プロ野球JAPAN2001の話をして。まあでもアレね。野球ゲーム「自分でプレイ」はどちらかというと趣味として珍しく、COM同士の対戦を見るのが趣味として普通みたいね。守備練が面倒なのは分かるけど、投打すらも煩わしくコンピュータにやらして放っておくというのが怠惰な霊長類の普通。

 ところで朝ドラ「ちむどんどん」は展開が速く連ドラの変化を感じるわけですが、その中でも今日の川口春奈の「ねえねえ」が給食のおばちゃんに怒られるシーンを入り込むように見ていて、ふとその芝居が芝居であることを考えると、その考える隙は川口春奈の方から与えられたんだけど、給食のおばちゃんが本気で怒っているシーンを違和感なく再現できるベテラン女優さんの芝居というのを考えると、そのくらいのおばちゃんが市中に紛れ込んでいるのだろうかとふと疑い、あれが芝居なら俺が今まで考えてきた人間関係って貴族由来の児戯みたいなもので、芝居を打って狙い通りって人も世の中にはいるのかもしれないなと思ったわけです。

 それをゲームとか野球で考えても、芝居の上手い負け役というのは案外と身近な人物にも思い当たるところがあるし、30代ではそれを見破って「こっちも負けようとしてみる」ところから別のゲームが始まって「勝っても怒りませんか?」と問い返されてから「ちょっと本気出してみろ!」を合図に試合してこっちがイラつくと「やっぱり怒った」となった、確かに腹は立てているけど、まだ堪えて表には出していないつもりでも、恐々としている相手であって。

 そう考えると、昨日のPS2の野球ゲームでも、コンピュータは芝居を打って負けているみたいな擬人化をせずとも、どこか定性的なものであるわけで「そこには勝った」と言うだけでも人は喜べるものだと思うのだけれど、とりわけ野球ゲームより格闘ゲームのファンには「やっぱり人と遊ぶ方が面白い」という層が必ずいて、そこには全国津々浦々のゲーセン事情から、どの場所にも所謂強者の「名プレイヤー」を育てた負け上手がいるものなのかなと。

 そうすると下手でムキになって強キャラで勝ち上がったボンボン同士の対戦なんてものが見世物として成功するはずもなく、芝居は芝居として見世物の勘所をわきまえた者がいるのだろうかとも考え始める。そうして野球ゲームをもう一度振り返ると「強い巨人が好き」「勝つのが好き」「勝つために頑張る」というのはまだまだ素直で、40代でも主役が好きってのは恥ずかしいことであるように見られがちだけど、まあそれはそれでそのためにしていることもあって。

 大谷翔平が胃腸の不良で降板とかいうニュースとか、高速バス横転とか、イリーガルなニュースがそれでもお医者さんから見たらストレスのある仕事で当然だったり、バスの設計が横転まで想定してなくて閉じ込められて煙吸ったりで、色々と大変よね。

 さて、こうしてブログを書いている間にもうすぐ高校野球の決勝が始まるわけですが。まあ、あんまり小難しくなく両校、両選手、両監督、両スタンド同士のガチのぶつかり合いとして観戦を楽しませてもらおうと思っています。


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