テリー・ガイル・キムで大丈夫!

 カプエス2をメインにしようと思ったのは公式大会最後詐欺に引っかかったのも大きいが、夢の競演ふたたびカプエス無印も結構好きだった。

 ストIIが出たの中学くらいで、同級生数人と同校の高校生の不良グループで遊んでいた。そこでダルシムになったのはキャラ立てのひとつのあり方だったと思うが、先輩のほとんどはガイルだった。

 餓狼伝説2の時もかっこいいキャラを先に先輩に取られてしまった。まあ、あの頃はあのころで忍者の技を覚えたアンディボガードがかっこいいとか思っていた節もあるが。龍虎の拳2でも如月影二とジョンクローリーを先に取られ、同キャラで喧嘩を売れないで変なキャラに行く後輩をいびって先輩は意地悪をしていたんだと思う。

 それがカプエス無印の頃にはサガットで大阪梅田モンテカルロで相当勝っていたが、すぐにカプエスプロとかカプエス2で回りの人間にサガットを取られてしまう。ブランカも強く、ブラサガの取り合いでブラサガゲーと呼ばれて、それでも上を目指した。

 ただ、落ち着いて考えるとかっこいいキャラが動いて面白いゲームを勝つためにキャラ選びをして、それでいくら勝っても「勝った」という結果至上主義的に縋るしかない。

 まわりまわって、Cテリーキムガイルとかやってみると、対戦やキャラバランスではなく一人用ゲームとしてそこそこ簡単で面白く、培ったもので神豪鬼やゴッドルガール相手でも勝てるようになっていた。

 今日はゲームを遊ばずに漫画を描いた。ゲーセンには二次創作の材料取りに見学に来るオタクというのがいたし、それがただの立ち見客かというと、基本的にはそうなんだけど対戦がヒートアップして大会などするときチラシ作りを手伝ったりとかでゲーセン野郎の端役として存在していたと思う。

 ゲーセン対戦としては端役と言ってしまった漫画家だが、そもそも主役がゲームの画面の中のキャラであるとするとプレイヤーはパイロットで主題は漫画という事にもなる。不良と漫研がなぜ一緒かというと、学校では漫画を読むのが不良だったからだろう。

 ただまあ、基本的に文筆って弱い人間のすることだと思うから、本で育った人間はそういう特徴をどこかで持ち、たとえ成功者バイアスと呼ばれても強くて力で奪える人間とか道徳を無視した狡猾さみたいなものは為政者から禁書化されてなくなっているだけで、そちらが真理ではないかという考え方もあると思う。

 ずるいことを手引きするというのもおかしな話で、道徳の手引きがあるから道を外す行為がずるいとされるだけで、自然な人間の行為としてはズルとか真っ当ということを線引きできない。

 ただ、力で奪うものがそれ同士で対立すると争いは起こる。その中での勝ち方とか、争いを避けて生きる術を見出すという意味では、学校の勉強ではどこか不十分で、そういう勉強は自分でしないといけないと思う。


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