競争を避ける生き方

 朝からMTGのデッキいじりにまた取り組んでいました。

 昼飯のカツ丼をこぼしてしまいました。疲れているようです。

 そしてふと「競争を避ける生き方」というテーマで検索して出てきた記事を読みました。人民中国という毛沢東時代から受験戦争に変わって中国にも開き直り世代が出てきている話がトップヒット。二番目の記事は20代のころに著作を何冊か読んだ和田秀樹先生のコラムで負けた子が傷つくのを避けたり開きの大きさに絶望を抱かせないように、かけっこに予選を設けて6人ずつに仕切ると6番の子がドベになって7番の子が一番になる。という節が苦労して東大に受かったのに東大の中の劣等生としてまた苦労した和田先生の腹にためたものが出ている正論だなと思ったのです。

 世の中には、そのルールを分かって6番になるならわざとひとつ負けて7番つまり下位グループのトップを狙うような競争もまたあるもんだと俺は思っています。愚直な6番がいれば7番狙いの子は楽勝で、6番から8番くらいまでがそれを競ると優等生は知らないかもしれないけど、世のバイトのシフト争いとかってそういう競争だと思う。

 そこであらためて「トップグループのドベであれ!」という和田先生の若い頃の言葉と自分自身の気持ちで言われたとおりに愚直にやるか、ずるく考えるか。ずるい行為に皆がだまされるほど皆がバカでもないし、トップグループと言われるようなグループでも、しんがりはそれ専門の人がいて、6番に押し込める力があればもれなく5番になるという経験もさせてもらったことがあります。

 MTGで勝つとはどういうことか、というとまず封をされたカードの当てものから出発して、当たったカードを組み合わせてデュエルする。そのトーナメントが賞金大会で。

 ちょっと例えを変えると、競馬かパチンコで勝ったお金で株を買って大金持ちになるような夢を見ている場合、順当にいくと試したことがあるのですが、競馬で掛け金が7割になり、パチンコで半分になり、それでも他の仕事はしていて貯金が出来てそれで株を買い、また株で損をしたのです。競馬とパチンコをやめたのは、トータルで損なことがほぼ明確になって、単発勝負での勝ちを収めることが出来たから。初めから全貯金のほうが貯まってそうだけど、お金貯まると働く意欲が減るので、適度に博打を打ったことがモチベになったことも見落としてはいけないと思います。

 そして、MTGもパックを買って当てものする人と、トーナメントのために箱買いをする人がいるんです。箱買いすれば勝てそうでも、それでは順当に赤字。先に行ったように株を買うお金をもし競馬で稼げるなら、競馬だけで十分食えるはずなんです。

 スタンダードでプロツアー入賞とかの戦績はなくとも、街のカードショップの景品大会のドラフトレギュレーションなら入賞経験あり。シールドは3位入賞まで。店が閉まるまでそれを続けたんです。

 まあ、この話の続きは俺の人生そのものの進路相談でもあるので、自分でもっかい考えてみます。これからどうするかとりとめもなく考え出したとき、ふと部屋の隅の小箱を取り出してMTGのデッキについて考えたりするんですよね。


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