ギターを弾く前には必ずチューニング!

 ギターの練習をするときに、ちょっと前にチューニングしたばかりだからそのまま弾いちゃおう!と手を抜いていた時期がありました。1日5分の練習時間でチューニングに数分かけるのが勿体なくて、もっとテクニックを身に着けたいと思ってしまったんです。

 しかし、初心忘れるべからずで、ギターを買ってすぐこのデジタルチューナー(写真中央の銀色のやつ。トランプの箱くらいの大きさです)を使って、ひとつずつ弦の音を整えて、オープンコードやCコードを「ジャーン!」てやるだけでミュージシャンになった気分がしたものです。今から考えると下手でも、始めたすぐは上手いと楽器屋さんで褒めてもらいました。

 チューナーをあまり使わなくなった時期も面倒以外に理由があって、動画をネットにアップしたりなんなりして風評が広まると、ギターのことを知らない人からパソコンオタクだからどうせインチキなんでしょ!みたいになった時にこのチューナーで音を整えるのが分からない人から、iPodみたいにそこから音が出ているんだと誤解されたんです。

 他にはギターの隣にカシオのSK-1というシンセサイザーも立てかけていて「これが鳴っているだけちゃうの?」とか、他にはギターの音を大きくする機械「アンプ」や音色の波形を変える機械「エフェクター」など疑われる怪しいものがたくさんあったのです。

 だからアコースティックを使う人はそれなりにオーガニックな自己アピールとしてひとつの手法だと思うのですが、まあそんなことより、チューニングを今朝自分でして、チューナー見ながら適当にやると、ジャランと鳴らしたときに「響きがおかしい」と思ったんですよね。1弦ずつ調べていくと、4弦と2弦が半音くらいズレてたんです。

 チューナーと言えど音が音階に乗っているかメーターで出すくらいなので、初めて触っていきなり出来たのはピアノの音階に聞き慣れていて、レコードとか聞きまくってそれなりに素人なりに音感が備わっていたのだろうなと振り返るわけです。

 だから、ギターのテクニックに走って調律をサボっていると、どんなに速弾きでも良い音ではないのかもなと思います。

 面倒だけど、気温の変化とか何とかで、毎日チューニングはちょっとズレるもので、まずチューニングしてから演奏する。そして俺は自分の耳以外にも機械も使って調律するわけで、コレもしかしたらアコースティックの人でもこっそり使うんじゃないのかな?

 一度だけ若手のプロのギタリストがアコギを耳だけでチューニングしていたのを見たことがあって、それも毎曲間やってて「ほへー」と思ったけど、俺はまだ機械だよりです。それでも半音ズレてるとさすがに弾いて分かる。もちっとズレが小さくてもわかる。そのうえで、音楽家には絶対音感があるみたいのも眉唾で、音階に乗らない音があって科学者ならヘルツとかデシベルとかを信じて絶対音感みたいな能力は疑うべしと思ってたけど、もしかしてこの「ジャーン」と弾いてみて「あれっ?」と思う聴覚がめちゃめちゃ研ぎ澄まされたものが俗にいう絶対音感なのかもなとは思いました。

 ギターブログとしてランキングサイトに登録しておきながらゲームの話しかしていないから、たまにはギターの話をしてみました。


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