歳だけ取っても子供向けゲームの方が面白い件

 PS2の「ラチェット&クランク」というゲームを今更ながらに遊びだした。

 アメコミ調のキャラデザはどこかスターフォックスにも似ていて、開発はともかく販売会社はプレステのソニーである。ソニーがプレステを出したときはセガサターン派で家電大手がゲーム機だとゲーム業界舐めてんのかオラ!みたいに消費者の癖に思ってた。

 ドリームキャスト任天堂64も買ったがプレステは買わず、PS2まで来るとセガの経営が悪化してセガのゲーム「バーチャファイター4」にゲーセンで夢中になって、その家庭用移植がPS2なのでその時にはソニーヘイトの感じも無くなり、IBM-PCのような黒のギザギザタワーのPS2も気に入っていた。それからすぐにドラクエ7を買った。

 やっぱり遊びたかったよなドラクエ。ひとつ満足して、それからプレステのラインナップの多さに何を買えば面白いのかサッパリ分からない日々が続いた。

 昨今のメガドラミニ2ブームに言うのもなんだがPS2でもSEGA AGES 2500だっけか、2500円で往年のセガゲームが復刻、懐かし版とPS2モードの両装備というのを買って遊んだりした。コナミのグラⅤや真魂斗羅も買ったが楽しめなかった。

 面白いと思ったゲームが無いわけではないが、ゲームも様変わりしたよなって気がした。

 それが変わったのがXBOXの日本上陸でニンジャガ、クリムゾンスカイ、HALOが面白かった。その時にソニーからもスカイガンナーなどが発売された。欲しかったがXBOX買ったすぐだしなぁと思って遠慮して、いまプレミアになって少し後悔している。

 それでだ、ラチェクラだ。いつの間にか出ていたというのが俺の観測範囲でだが、PS5のデモを見比べていちばん面白そうと思ったのがラチェクラで、それが何と20年前にPS2で始動していたというのに少し驚いた。一番ダメだと思っていたソニーが実はいちばん俺に合ったゲームを販売していたのだ。完全に盲点だった。

 まあ、面白いといっても何の変哲もないアクションTPSなのだが、PS2って何がすごくなってどんなゲームを遊べばそのスペックが分かるのかというような視点で、この時期のゲーム機でいちばん遊びやすいゲームだったのではないかと。PS5まで来て、リニューアルされてもPS2ラチェクラ初代を遊んでみて、全く古味を感じなかった。

 まあ、正直に言うとローポリモデルとリアルとかコミカルのあいだっこの懐かしさは感じたが。あと右スティックのデフォルト操作がモンハンと上下左右反対でやんにくい。あー、こんなに遊びやすいゲームがあったのねーと思ってしばらく遊んだ。

 ラチェクラは通販で買ったので、同時期にビビット来たのがレトロゲームゲームボーイ版「ツインビーだ!」である。ラチェクラがアマゾンの貯まったポイントと差し引きで183円。大してツインビーヤフオクの半額クーポンの効果で送料手数料込560円で買えた。ツインビーのが高いやん!

 コナミ矩形波倶楽部のポップな音楽で、細かいものがゴチャゴチャと動いて、反射神経というか直感的なこまごまとした「いかにも子供向け」で少年期を思い出す。

 あの頃のゲームが面白かったわけではなく、ラチェクラも子供向けで、ツインビーも子供向けで、つまるところそういう成分を浴びると面白いと思う子供の気持ちがまだ飽きて満たされていないんだろうなって思った。遊戯王も面白かったからね!

 ゲームって、それで良いんだと思う。それ以上は色々な意見があると思うから、この記事の後ろにそれを引っ付ける気はない。子供向けゲームでハチャメチャ快進撃出来るのはサイコー!


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