宇宙を思わせる音楽

 近頃、ゲームボーイR-TYPEファミコンのワープマンが気になる。

 もう収集は辞めたつもりが、何故かまた欲しくなる。去年あたりはスーファミキャプテンコマンドーがどうしても箱説付きで欲しくなり、我慢するまで何度もオークションなどを見た。

 あれがおさまったのだから今回も何とかやり過ごそうと思って「なぜ欲しいのか」を自分に問いかけた。

 まあ、答えを言うと音楽だと思う。R-TYPEの「ジューンジューンジュルルーン」というイントロや波動砲をためている「ギュルギュルギュル」という音。擬音じゃ分からんと思ったアナタが聴いてみたいと思ったらどうします?動画見る?買う?つまるところ、そういう「なんとなく覚えてるけどしっかり聴いてみたい」が「欲しい」になってる。

 R-TYPEのほうは置いておいて、特にワープマンの短いフレーズのループでも、ピアノで弾いてみようとすると半音の黒鍵を多用した独特の旋律で「トュットュルトュルットュル」だけでも記憶から聴き取って弾こうとするとこんがらがる。

 俺は多くのファミコンゲームをドット絵とプログラムと音楽に区分けして考えてきた。それが音楽ひとつでもポップやクラシックからメロディーは白健音階でドレミファソラシドしか聞き分け出来ない。歌なら行けるつもりだが。

 そもそもピアノとファミコンでは音が全然違うけど、音階でモノを考えられるようになって、それでもワープマンとR-TYPEには「あれは何だったのだろう?」と思うような引っ掛かりがあったのだ。

 しかし金銭的な問題といっても安価だが、取引の手間に、今は欲しくても近い将来「またいらないものを買ってしまった」に転化されないかという種々のブレーキがかかる。

 ドット絵とプログラムだけなら数百円の価値すら認められない時代でも、音楽チップとしては俺には出来ないことがまだまだ残っていると思う。ファミコン時代の音楽の作り方を俺は知らないので、それを学びたいというのとワープマンのカセットが欲しいとか遊びたいとかコレクションしたいみたいのとちょっとズレてるから「迷わず買う」とは行かないのだろうなと思いました。

 だってファミコンこんなにあるんだよー!

 

追記:

 まあ深夜なのでピアノは遠慮していたのだが

 ミファ#ソ#ラ#ファ#ソ#シド#

 で合ってるかなーという感じ。スーファミ版の餓狼伝説スペシャルのビッグベアステージとか、何か移植モノでも半音くらいズレてることあるし通信カラオケでもハズしてるのなんて無数にあるわけで、打ち込みのアマチュアとプロの境界線で行くとバイトでもお金もらえてるわけでプロとするとプロ級ではあるよな。

 あとゲーム音楽ゲームクリエイター界隈で専門性が高くプログラマや企画職で値段が分からず安く上げたいという話を小耳にはさんだことあるが、USBマイクとかスマホボイスレコーダーとかで鼻歌入れてエンコードすれば激安だと思うんですけどね。

 自分のゲームが始まると

 「ぱらっぱっぱーぱーぱぱらぱらっぱっぱっぱっぱー」(悪魔城ドラキュラ

 が鼻歌で鳴り始めて、効果音は「ぴゅん」(擬音録音)にするとか。

 それでも音声ファイルの知識いるしエンコーダの使い方やWAVファイルの再生とか、ちょっとした知識はいるかもだけど、作曲とか編曲に比べたら録音して再生だからかなりハードルは下がると思う。


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