図書館に行ってきた!

 家にある本での勉強に行き詰まりを感じて図書館に行ってきた。

 久しぶりなので「あたらしく入った本」のコーナーから鳥の写真集とスパイスの本を手に取ってペラペラとめくって読む。

 次にコンピュータ関連書籍のコーナーだが、俺にとっては胡散臭い捨てられたような本が多く感じる本棚で、それは恐らく専門書ではなくビジネス関連の人が読む本なのだろうなぁ、それは旬が過ぎるとダメだろう、と思いつつもラズパイの入門書が混じっていたので早速手に取る!と横にいつの間にか人がいて、目を光らせたので、まあスパイされて害のあることでもないが、気のせいかもだがそっと本棚に戻して立ち去った。

 次に化学工業の本棚が出来ており、火薬の歴史と香水の教科書をペラペラと読んだ。読んだといっていいのか、写真を眺めて見出しを読み、文章を読み込むことは無かった。熱心に近くで本を読んでいる人がいたのと、後ろに誰か来たので立ち去った。

 数学の本棚には今のところ用事を思い出せなかったが、後から考えると幾何を探そうと思って忘れていたのをいま思い出した。化学の本棚もあり、図書館に出発する前に読んでいたのも化学の学参なのだが、広く化学と取った時に理論ばかりで何も入ってこないので、具体例を伴った火薬や香水にスパイスというのは知識を深めてくれそうに思った。しかし、なんかけだるくて1冊ずつちゃんと読もうとはしなかった。

 行きかえりに図書館のあるホールの外で人がたまっていて、聞くとイルミネーションの準備らしい。彼らから見ると散歩で図書館に来て立って本を読み借りて帰ることも返しに来ることもない俺は働いていない泥棒のような存在なのだろうなと思った。

 振り返ると、俺も会社の福利厚生をもらっているが、そういう制度が知れ渡った時に図書館に頭髪や服の寄れなどで失業者と見て取ってよいような人が何人も来て図書館で福利とかの本を座り込んで読んでいたことがあったな。ああいう人は見なくなった。

 思えばゲームが好きでコンピュータと数学に情報科学は必要として学んで、あとは美術に音楽を高校の選択芸術で取れずに何故か書道を学び、あとあとからマンガの書き方に絵心教室DSとどちらかというと描き方ではなく品評関係の本で美術を学び、それからヤフオクで買って放っていたシンセサイザとエレキギターから音楽を学ぼうとして、いつのまにか弾き語りユーチューバーもしていたが、ゲームに飽きてきて離れてみると中高から専門学校の授業のうちゲーム以外で面白かったものを思い出すと世界史とか倫理とか地理とか、案外と文系科目というか社会科が好きで、小学校の日本史が滅茶嫌いだったけど、ゲームで行くと戦国無双は結構好きで戦国時代と鎌倉時代だけやった。

 ここいらで、暇を生かす別の勉強を始めるのに良い時期かなと思っている。まあ、明日はまた競プロのコンテストがあるし明後日にはコンピュータ将棋の締め切りがあるのだが。そろそろ引き下がろうかなとも思っていて。

 図書館の大半の本は背表紙だけなら見覚えがあるような気がするが、興味の対象が変わると「あの中にはどんなことが書いてるのだろう」と思うものもある反面「くだらなそうだな」と思ってしまうものもたくさんある。新しい図書館が出来て開いたとき、その広さに「ここにある本を全部読むのは無理だな」と圧倒されたが、1冊ずつ手に取るとつまらない本が多いように思えて、同じ書棚には類書が並び「恐らく同じようなことが書いてあるのだろう」と切り捨てていくうちに、全部は読まなくても大抵のことは浅く広くしっているのではとやや慢心する傾向もあり。

 そういうとき、試験を受けて成績が出ると間違っているところや知らないところが分かってくるのだが、東大主席とか目指すわけではなくこの後も小市民でよいと思うと、もう充分という気もする。シナリオライティングとか、物語にはあまり興味が無いのよ。大半の本は物語であり、大学の半分の文系では社会科よりも物語とそれを読んで織りなされる感情の体系で出来ていると考えると、まだまだ理系半分って気もするが。


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