昨日のクリスマスイブには鼻風邪か花粉症かハウスダストか良く分からんが鼻をぐずって歯に熱いコーヒーが染みてゲフゲフ言っても晩飯には親父が昼にスーパーで買ってきた５個入のクリスマスチキン骨なしを二人で分け、最後の１個を箸でふたつに分けで食い足りないので焼きそばUFOの湯を沸かし半分こして缶ビールも飲んだ。
それで下着を変えたり部屋を暖めたり大正漢方胃腸薬を飲んだり何だかんだで俺の鼻風邪は今朝には良くなっていたが、親父が風邪でとりあえず昼はカップヌードルシーフードで問題なかったが、居間のノートパソコンがひっくり返って積んであった書類がどさっと崩れていた。親父が何食わぬ顔で台所でタバコを吸っていたので「どうしたの？」と聞くと「こけた」と答えて、俺も親父も片付ける気なし。
親父が書類を拾い始めて、俺も手伝って、どうにか危ういが二人分のスペースが出来たところで「ピザでも取ろうか」というと「ピザはワシは食わん」というのでスーパーに買い出しに行っておかゆを用意することにした。
おかゆを探す前にブドウとニンニクと唐揚げを買って、弁当類とかご飯ものが無いので二度目のクリスマスチキンはスルーして色々と買い物してワインも買ったらお会計が3310円とまあ、ピザ取ったらそれくらいするだろうという値段で両手いっぱい買えた。
帰ると親父がおトイレの外に用をこぼしていて、いよいよかと思ったが、まあ灯油を入れて暖房を入れて唐揚げとニンニクを食ってビールを飲んでいたら「おかゆ」というので「ああ、それも俺が作らなきゃか」と言うと自分でやりだした。レンジするやつ。
こんな俺だから介護とか育児とかは多分無理で、そう考えると結婚にも出来たとして未来は見えないのだが、おかゆとブドウを食ったら親父はどうにか寝床に帰って明日は元気になっていたらいいなあ、とネットで「介護」をググってみたら「親の介護は９割逃げろ」という７８０円の本が広告されていた。母親も姉も弟もとっくに逃げている。
それでも唐揚げひとりで食ってメリークリスマスだし、介護というほどでも無し、昼間はカプエス２で遊んで親父はテレビみとったわけで、ノートパソコンの電源を入れてみたら画面真っ白で３割くらいの液晶が欠けていた。親父に「大事なファイルとか入ってた？」聞くと「うん」「修理でもだそっか」で無かったことにして終了。
ちなコレ書いてるのは俺のパソコン。いつかその日は来るだろうと思ってはいるけど、先にも書いたように明日は親父が回復して元気になっていたら。病気になってお医者さんに「俺は元気になるより親父が元気でいてくれて先に死ぬ方がいいです」とか言うと「お父さん元気なら大丈夫ですもんね」と相槌を打ってくれたことを思い出した。
だけどまあ、現実的に親父が事業をしていて借金2000万円と別に1000万円返済は違うけど合計3000万円の連帯保証人は俺で、財産で言うと家も土地も売り払ったら余裕で返せるだろうとは思いつつも親父の後継いで家を守って借金返すとなると卒倒しそうになる。銀行から「働け働けぇ！」ってされてんだろうなって思うの。
んでネット求人と競プロの告知メールを両方受け取らない設定にして店の新聞受けの片づけをちょっとした。まあ世の中介護とか育児とか貧困でもっと苦労してる人を考えると全然甘っちょろいシチュエーションではあるけど、俺の人生の中では有限会社フリーライフ大阪支社の受注案件がゼロになった時と同じくらいの大ピンチの予感。
社会から「いらない」を叩きつけられて、それでもお金はあって出して暮らすしかなく目先どれくらい持って、何とか回さなきゃよねってところ。
でも何も無くても朝起きたら雪が積もってて雪かきしないと移動もできない雪国の人とかと比べたらまだまだ奈良の金持ちのボンボンがちょっとしたことでへこたれてるだけだとは思う。うん、愚痴読んでくれてありがとう。頑張るよ。メリークリスマス。
