そろばんを叩き始めたぞ!

 これでも小学校の頃はクラスでいちばん算数が良かったのだが。

 年を取ると暗算が鈍った気がするのだが、もともと小学校の算数でも2桁同士の掛け算とか、せいぜい3桁同士を筆算で数問解くくらいで、仕事でプログラマーになってからもっと大きな計算は電卓とかパソコンそのもので計算するので取り扱っている数字の大きさの割に自分は2桁くらいしか暗算出来ないわけで、上二桁くらいは把握していても細かいところまで気が行かなくて、それが給料の高さから金遣いの粗さとなり批判の対象にされたことも何となくわかるわけで。

 それで、昨年度は高校の化学をやりなおして、そこから進むとなると生化学とか薬理学に重工業もあり得るわけだけど、当面の自分の資格は情報処理技術者なわけで、まあ上位試験を目指すことも選択肢に含めながら「試験はザル」ということを現場で何度も感じていて、ではそうではないものはと考えると、そろばん1級の試験問題をPDFで読んでみて

 「そろばん速い人ってこんくらいの桁(10桁以上)暗算するんやなぁ」

 と思ったので、公立小、中高私学、専門卒、通産省、民間企業と来た俺が目指す上位試験ではなく小学校でそろばん1級くらい取る人が国立大から上位試験に進んでたとしたらかなり差があるよなと。試験では僅差だったとしても。問題の性質だから。

 子供のころから学校の勉強は試験があるからって勉強で、試験がどんなで合格成績があって逆算的に必要十分を目指して勉強していた気がするけど、その目標値を上げたらどこまで上がるのかということを想像するようになった。

 それで、朝から2時間ほどそろばんの入門から足し算は流石に出来るので掛け算からやりだして、なんとなく机にある手帳を1冊手に取り2021年のビジネスダイアリーだったので「そうすると掛けるべくは365かな」と思って737765という数字を叩き出した。これはつまるところ紀元後の日数となり、それにアフィ収入などを掛けてみたりした。

 その頭になってから、シューティングゲームなど考えてみると、今まで敵の座標と自機の座標と弾の座標とそのベクトルくらいでモノを考えていたが、発砲頻度と射出角度と弾速なども定数から変数に変えて、そうしてみて1コイン当たりの生存率を誰かをプレイヤーにして弾速と発砲頻度あたりから生前面数とかプレイ時間を関数のように相関的に割り出して、すなわちひとつのゲームではなくシリーズ化したときのインカム100円玉投入数と新作への置き換え時期など、ゲームクリエイター側の頭のいい奴とサルのようにゲーセン行って遊ぶやつの間で計算合戦が繰り広げられ、計算できていないほうが遊んでるっちゃ遊んでるけどコインをどんどん取られてきたのだろうなと思い至る。

 そうすると、現況はカプコンVS文具事務機ミヤザワの戦況を割り出して、奈良県の商店ひとつでゲーム大企業とどのように渡り合うのか。なんか奈良の政治家もカプコンの株を買ったらしく、奈良にストリートファイターIIの壁画が描かれたりしてるから、元老院としては抱き込む方向性で考えているようで、実はカプコンと戦っているのはウチではなくカプコンを抱き込んだ政治家がまた子供にゲームさせて儲けようとしているこのミイラ取りがミイラになるみたいな構図の転換点にいまいるのだよなとも思い。

 そうすると基本に立ち返り、生存率を下げても何故プレイヤーがゲームに取り掛かるのかと思うと、思えば子供の頃にゲーセンに行って100円を入れたのはナムコフェリオスで鏡に閉じ込められたお姫様が「助けて!お願い!」と言って魔王にさらわれるのでゲームのディスプレイと実像の区別がまだ曖昧模糊とした少年はお姫様を助けたらその後にエロいことでも考えたのか、ペガスースに乗って出発してしまったのである。

 どちらかというと、今は人生の残り時間も半分くらいと見積もって、逆算的に死ぬまでに何が出来るだろうという計算というか想像もするのだが、その想像をさらにそろばんを鍛えて挑むと、もっとやりたいことの桁が大きくなるのではないかくらいの希望を持って勉強をしている。腰痛改善ストレッチとか、食事の減量とか健康面も気を使って、だけどゲームって上手くなっても何の役に立つのかなぁとか今更に考えながら。

 これでも小学校の時はクラスでいちばん算数の成績が良かったのだが、今でも頑張ればまだ狙えること、計算したら結果に跳ね返ってくること、計算すべきこと、数として取り扱うべき対象をもっと見つけること、出来るんじゃないかなぁとか考えてます。


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