カプエス2Aサガット・ギース・ベガで裏ボスクリア

 その昔読んだウメハラのインタビューで「7:3」について「本気で勝ちに行くのと新しいことを試すバランスは7:3くらいが良いと思うんですよね」あってゲーマーがダイヤグラムの6:4とか7:3を「ロクヨン」「ナナサン」と言うんですよね。これロクヨンと言うともちろんストIIブームの頃は話者はダイヤグラムの話をしてんだけど、ちょっと時間が経つとニンテンドー64が出てこれはCPUの処理系が64ビットでそう名付けられたんだけど、セガサターンとかソニープレイステーションが32ビット機で上回っていることの強調であるとともにダイヤグラムの流行語に乗っかった部分もあると思うんですよね。だからウメハラインタビューの7:3もライターとかの賢い奴らがゲーマーの言葉尻に何らかの手心を加えたと思っていて、ちょっと警戒してました。

 けどまあ、心得は心得として、桜井章一の運の本とか「勝ちパターンは自ら崩せ」と「負けの大半は自滅である」が突き合わされると勝っている時に自ら勝ちパターンを崩して自滅してしまう事はあって、かといって同じことをずっと続けても楽しくなくなって来るので、同じことしかしない相手に自ら崩して勝ったり負けたりして遊ぶのも長く続ける秘訣ではあるかもだし、そうしているからひょっとすると頑なになれば追い払える「運」も自ら受け入れようとしてそうなっているのではないかとも思えて。

 今日はプレイの前にNHKの朝ドラと特集番組を見て「サガットの小P2回ヒット確認から発動中アパカオリコン入らねぇかな」とか「画面端下タイガー連打オリコンがどれくらい削るか知っておきたい」を思ってたんだけど、実際プレイを始めるとそもそも俺中アパカオリコンマトモに決めたことねぇ!でも部屋から音が響いてそれなりに外に勝っている所の音を響かせたいと思った時、意識したわけではないけど勝ちを取るのと試すののバランスが取れて、無事にGルガを倒してから「ああ、これがウメハラの7:3なのかもしれんな」と後から思ったのよね。

 今日の話はそんだけ。いやAサガット・ギース・ベガの話としては色々ありますよ。サガットの画面端大アパカから発動大アパカ連発上キャノンとか、まだそんな減らないオリコンも実践投入となると目一杯で、ギースは邪影拳連打でベガはジャンプ大K小K連打中ダブルニーから画面中央発動中パンチダブルニーをまだ失敗する。完璧の波に乗れたことも過去にはあったけど、今日は失敗した。

 オリコン使いになる前は上位プレイヤーのオリコンを見て安定していて、俺も上手くなったらもっと安定的に勝てるようになると思ってたけど、やってみるとオリコンをちゃんと繋げるのがメチャ不安定で、それをそこそこ実戦で決めるために必要な練習量を考えると、もうその時点でかなり操作が上手くなっていて、しかしまあスパコンしかしない人にしたら頑張ってレバガチャするのと発動では差があって、ワンコマ発動の方が有利に感じるとか、ぶっぱオリコンガードされて反撃じゃなく攻勢に出れるところとかオリコンが有利なポイントは分かんだけど、とても辛い独り作業なのよね。

 んでコレもゲームを長く続けるのに、スパコンのレバガチャを練習するよりはオリコンの方が難しい部分とラクな部分が両方あって、練習して決まるようになったプレイを見ると滅茶苦茶に有利に見えんだけど、それ相応に差はあるわけですよ。

 ただまあ、俺でもストZERO3の時にV豪鬼の小発動小足大灼熱大百鬼オリコンは練習して出来て、その作業でX-ISMが詰むというのがX勢から非難轟々だったんだけど、アレで良かったんじゃないかと。もうZ-ISMに行って苦情を受けるのが仕事みたいになってたの、今から考えるとゲーセン店員辞めた後だったけど、みんな集まって駄弁って店の人のサービスみたいに自腹で対戦してたんだよね。

 あの頃とは病前病後なので、違う所はもう俺の側の人格変化としか言いようがなく。言葉をあらためるのかと言われると、昔の自分の言葉は間違っていたと思うし、そして俺の発言として記録されていたとして、言わされた部分も多分にあって、だけど自分で言う前に飲んだから自分の言葉として語ったその前段階からお客さんのワガママで、それに自分もワガママを通して許し合って、それで皆で無茶苦茶な話をしながらお金をジャラジャラ入れてゲームをしていたんです。

 まあ病気になったのも、よくよく考えると情報処理技術者としてソフトは出来ても職場によっては言葉を使わず職人仕事として黙ってやれって空気があって、そして基盤の半田付けとかしてる職人さんはそれで仕事になってんだけど、俺がそういうハード面の仕事を教えてもらえなくて、そしてソフトもひとりで一人前に作れないから、お客さんになる会社の仕様策定とかでどうしても口を使う用事が出来てしまう。けど黙ってやれと言われる。今はホントに黙ってやってるけど、こうして活字でモノを言いたい放題言っていて、チャットとかSNSで仕事が進めば理想なのかもだけど、お金の話には紙とハンコがつきもので、書類ばっかの仕事とコンピュータのソフトウェアの組み込みはちょっとすれ違いがあるだろうって、どこかにしわ寄せが行くそのしわが俺の精神内部で崩壊してしまったんですよね。どう考えても無理強いの責任を背負わされていたという。

 友達に相談できたらとか、結婚していたらと思ったこともあるけど、仕事と家事の両立とか相談できる相手とか、そういう以前にコンピュータ技師でメシを食うのにまだ無理な力量で仕事を任されていたというほうが正しい解釈かも知れんよな。

 給料高かったから、今からでも復職したいと思った時期もあるけど、もうしばらくゲームでもしながら冷静に考えようって風にあらためているところ。なんで病気になったんだろうね。相談できる友達じゃない遊びだけのゲーム仲間ってのも病気になった責任を押し付けて良い相手と言うわけでもない。趣味活で仲間からの要求も考えたら滅茶苦茶な部分もあって、相談するんではなく既に相談していて、その論理性とか損得のおかしなところをコンピュータみたいに冷静に分析して言い返すかお金取る側にならないとせっかく仕事で稼いだ金がゲーム代に消えるわけで、それが仕事を無用にしんどいものにしていたんだって思うんだ。

 そのうえゲームするのもAグルーブだと無駄にしんどい。けど今は十分な暇があって、そっちのほうが暇つぶしとしてのやりがいを感じているのも否めない。ストZERO3のV豪鬼なら無駄にしんどいのではなくちゃんと有利だったと思うんだ。正しく操作すれば駆け引き如何に関わらず勝てるくらいの強さがストZERO3のオリコンにはあったわけだ。そうするとベガで画面中央ダブルニーから発動中Pをミスったわけで、そこを自己責任としちゃうから自分責めんだけど、こんなに難しくしたカプコンを責めておいて、自分を許してあげたら済む話なのかもしれない。

 「だからクソゲーなんだって!」「ちゃんとやれば面白い!」の押し問答も何回やったことか。この辺の議論もそのうち決着させないとな。1フレ目押し正当化するなら投げハメもリバーサル1フレで是になるわけで、ほぼゲーム性は消滅する気はする。猶予があって、選択の結果であるとするのと、するべきことが分かり切っている時の目押しのタイミングの捕まえ方の精度の差であるとするのでは全然違うからね。


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