やる気ナッシング

 昨日バリバリやりすぎて今日はお休み。戦闘やりたかったナーというのが作ってみて、楽しさの肝は戦闘にアリって思ってたんだけど人間肝臓だけでは生きて行けないようにドラクエの面白さって「ココ!」てのがあるわけではなくシステムで形作られた世界とプレイ後のその征服感にあると思うのよね。

 何が面白いか分からないって人もいるけど、全部クリアしたら世界の地図とそこに息づく城や町と人々の生活、そしてモンスターの根城と旅立ちからの成長感。それらひっくるめて、じわーっと経験になる。なんだけど、子供の頃は「早く先が見たい」と思って大急ぎで冒険して「レベル20になった!」くらいの感想文しか書けないのよ。

 そうすると戦闘から作り始めて、元々の担当個所のマップ(地図)を作るマッパーもやらないとなぁ、と思うんだけど、イマドキのコンピュータはメモリが大きいのでマッパー作らないでも1枚絵でババーンと表示できるのよね。

 けどここを敢えて昔ながらのマップチップでやるのって、マップの移動判定や敵のエンカウント率などの内部処理で、結局岩山は歩いて越せないとかの処理を入れるので、そのゲーム上での取り扱いにテキストデータとかで山山山平地平地平地とかをMMMPPP(Mountain,Planeの頭文字ね)とか数字で3,3,3,1,1,1とか何とか、そういうデータ型として地図をメモリ上に持つのよ。そうすると描画も同じ山なら山が連なった画像だとメモリが大きいので、山ひとつの画像をデータとしてストレージに持って、描画する時に描画メモリ上にひとつの山画像を繰り返し描画するってことをすんだけど、最初に言ったようにイマドキはマシンのメモリが大きいので大きな一枚絵でもストレージに持てる。

 このホントはもうしなくても良いのか、それともメモリサイズの小さいほうが良いプログラムであるとするミニマリストの思想の元で圧縮するのか、それともドラクエのようなゲームが開発会社からすると暇ゲーであって暇つぶしのマッパー開発なのか、それともマッパーを丁寧に作ることで今後の開発の納期が縮んで利益率が上がるのか。

 このへん今の生活になって会社辞めてから、会社員としての当たり前の毎日出社して何かしないといけないから、それに予算や納期の理屈を付けて、偉い人の思惑に沿って自分だけが働かされているみたいなイデオロギー政治思想を憎悪のように持っていたんだけど、それでもお金がもらえる以上お金を出す判断に近い方に主導権はあって、フリーで開発になってフリーで自由と言っても毎日のメシ代の計算が必要で、親父が「スーパーで昼飯買ってきてくれ」と言って出すそのシャケ弁やらカツ丼の代金が俺か親父かどちら持ちで毎日家計簿を付けないと「この前やったやろ」という取り上げた金額以上に俺の財布からカネが出る。

 何ならどうしてこっちが買いに行かなきゃならんのかみたいな話で今日は親父の方にモスバーガー買いに行ってもらったんだけど、会社員の時はいくら上司だからってなんで見ず知らずのオッサンのご機嫌取りを毎日セにゃならんのだ、これなら実家で鬱陶しいオヤジでも家と飯あるだけマシだと帰省を考えて、それで今更に母親の仕事にも気付くんだけど、それにしても母親は家にいるときお財布握りすぎで、親父と俺だけになってお金はどっちが出したで細かいんだけど、それでもなくて困るという事にはならなくなり、家事をやって欲しくなる。そんな家に来たがる貧乏人の良妻賢母が今時の世の中で本当に見つかるか、というと結婚は俺からして仕事が増えそうという判断であるが、したらラクになったよと教えてくれる男もいる。

 考えたら、会社でゲーム作るなんてのも家でやったら家計の計算がいるように、若い頃は安い給料で雇われていたとはいえ自分で作って高い利益が出るかと言うとそうでもなく、あの没頭の中でしか生まれないものもあるよなとは思いながら、その没頭で俺自身のスキルセット獲得職業経験とでも言うかな、プログラムしか出来ないでどうして地方都市の奈良県大和郡山市で仕事が出来ますかという問題もあり、リモートワークの求人をポチクリしてため息を漏らすのだ。

 地域のお祭りで協賛金を例年親父が5000円払っているからと今年は俺の財布からそれが出て領収書は「文具事務機ミヤザワ様」で様付けてもらうより5000円断るとそれはそれで地域でやりにくいだろうなと。11月3日らしいです。親子まつり。

 麻雀ゲームを作った時にバイトしていたメディックス社の社長が「そうやマージャンがいちばん売れんねん」とこぼしていて、俺はどうして会社がゲームから占いや競馬予想の趣味実用に方向転換したら聞いたら「そっちの方が売れるから、ゲームは売れないから」だったが、麻雀で「そんなんウチで出来んのか?」建築CADで「2ヶ月くらいで出来んか?」(これは俺無理強いだと思ってる)でもう誰も社長とは話せず黙々とラインナップの続編作業だったけど、RPG作れるというと「それがいちばん売れんねん!」(「売れるんだ」って意味ね)と言って、麻雀どこ行った占いどこ行ったなんだけど、時代は変わって今はスイッチにPS5にXBOXにスチームで俺がいまさらにRPGをOSSにしますとSNSでつぶやいても反応はほとんどなく。

 ああ「技術だ」なんて強がってセガソニーの次世代機を目標にせず、地味にVBでRPGでも作ろうと20代で思い立って舵きりしてたら人生チョット変わったかもなと珍しく悔いたが、チョット作ろうと思ってRPGのプロジェクトを家で独りで立ち上げられるのはそれなりに今までの技術の蓄積があるからかもしれず今の俺が20年前に20代に戻れたら歴史は変わるけど、20年前の20代の俺にはそん時の考え方がある。運命なのだろうか。

 まあ社長じゃなくてもある類似のジャンル作品を打ってみて、それがその分野の平均的な売上であるみたいな数字の斬り方が恐らく間違っていて、メディックス時代にRPGを作ったとして、どれくらいの仕上がりになって何本売れるかというのは架空なのでもちろん見積もりも立たないが、やり出して頓挫すると会社は傾くので、冒険には社運がかかっている。無難なほうを打つとバクチは大抵マイナスになる。

 まあそんな昔話をしなくてもその過去から10年後に俺は憧れのゲーム会社の下請けの開発会社のBPからの派遣社員となるのだが、組織デカすぎ裁量小さすぎ(と言っても二十代よりはあるかもだが)で入ったは良いがやりたいことが出来るわけではないというのはマンガ「銃夢」で憧れのザレムに行けるがとある秘密が詐欺のような話。

 システムエンジニアとかいってシステムの何処にエンジンがあるんや?というと是はもうCSKからの派遣社員に箔を付けるために出来たような肩書で、そうしてゲームエンジンシステムエンジニアが作ってゲーム作家が売れっ子なら俺もシステムエンジンではなくゲーム作りてぇよと思って、そうして思うだけでなく実際に作業してんだけど、会社員ゲーム作家で思ったゲームを企画書に描けば従業員や外注で作ってもらえるとかでなく、自宅でパソコンで全部ってなったときホントに全部かと言うと富士通のパソコンはあるしマイクロソフトのVBはあるし、ユニオンシステムで免振設計やってた頃は課長さんが「俺らは構造で、上の人は意匠に行くねん」と言っていて、まさに金額的には貧乏暮らしを経ることになっても、目指すものを目指して歩き始めたわけだ。

 色々な工程を会社を渡り歩いて見せてもらったので、全工程自分でやろうとして見たとき、正直いってあの時のあの仕事ちょっとナメててサボったな、みたいなことを自分でもういちど全部するハメになっているという。年齢平均くらいの技術者なのだろう。


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