これから役に立つと思うことを勉強することとした

 まあ、勉強習慣を持つと言っても惰性で嫌々ノートを付けてしまいに落書きというのはどうしようもないサイクルで漫画家を目指すならノートに落書きのひとつやふたつではなくもっと絵を描くはずだとか、勉強ノートに「音楽をする」と言って歌の歌詞にギターの譜面などを書いてきたこの何年かではあるが。

 少なくとも食ったものを手帳に付けて来て、そこから食品につながる有機化学、栄養学、消化器官(内臓)などはちょっとは興味を持って勉強して、まあ体の調子は良いのだが今日は唇がカサカサでどこが悪いんだろうなぁ、という感じ。内臓?

 ヤフーの商品券が当たって失効間近というメールに釣られて商品を見て、懐かしいゲームボーイソフトを2本買えると思ったのだけど、どうせならDSのほうが新しいし良いかとなって、そんで余ったポイントで中野信子の本を買って、そうさね、買い物中にそういや俺が小学校の時に桃太郎電鉄ファミコンで出て同級生とか保護者会で「勉強になる役立つゲームだ」という評で親も聞きつけて「いらんか?」と言うんだけど、理科は好きでも社会科は大の嫌いでゲームであってもはねつけて、グラディウスの宇宙とかドラクエの幻想世界に興味を持つ少年だったんだけど、ああ役に立たねぇなぁと。

 それでグラディウスの思想は宇宙戦争、ゲームにすると射撃で今のバーチャロンマーズまで何となくつながっているし、戦争に際して徴兵が強制ではなく兵士が自ら操縦したいと思うカッコいい兵器を作るべきって思想とロボットが合致していて、それでドラクエの方は飽きて辞めたんだけどレベル上げが努力論みたいな話で都合よくレベルに見合った経験値とゴールドの高い敵が現れてくれたら良いんだけどサラリーマンをする限り年収は横並び頭打ち。そうすると桃太郎電鉄キングボンビーからの方が現実社会を生きる上で学び取ることが多く、ゲームで駅名を覚えたというのは素晴らしい事だと思うのだが、いかんせん俺の良く言うゲーム性は双六で子供ながらに運任せ。株券や物件を買って電車で国内旅行していたら大金持ちがゴールで「原資はどうすんだ?」というスタート地点に自分が立てるわけないみたいな思い込みもあった。

 それがところが、46歳もうじきもうひとつ年取るけど、そこへ来て人生ゲームの双六が本当に面白いかという話ではあるが、悔いているのはそれで桃鉄で競ったのではなく学校で試験の点で競って社会科は特によく負けたということで、点レースとしての勉強は分かっても、それが現実とどう結びついているかというと家と学校とゲーセンの往復の狭い社会では哲学とかの方が面白く、25歳で行って見るまでアメリカなんて国や大陸もテレビで見るだけであるかどうかも疑わしいというような世界観だった。 

 まあそれで桃鉄で楽しく鉄道旅行で路線図を覚えるという事のためにゲームを買って双六を遊ぶというのも悪くはないがいかんせん一足飛びには行かず地図帳で勉強でもしてみるか鉄道路線図では負けても何か違うことは無いかと思うとコワンチュウが地理的に結構思っていたのと違う場所で(どこを思っていた?)今後って言っても恐らく事後なんだけど近代的には重要な場所なんだなぁと思うなど。カリマンタン島の名前を知らなかったのも恥ずかしいところ。パプアニューギニアは名前は知ってたけど島の地図を書いたのは初めてだと思う。

 引きこもりで親父が昼飯にコンビニのチャンポン麵とシャケおにぎりを買ってきてくれた。引きこもりだけど、車の免許は持っていて来年更新の予定。車も電車も乗って何処かへ行きたいって欲求は最近ほとんど無くて、灯油などの買い物に必要でいずれ乗らなきゃなとは思うんだけど、家でいるのが好きというか。オシャレして出かけるってのもお気に入りの服とか自分像にもう自信があんまりなくて、人付き合いはネットでSNSかキレイどころをテレビで見るだけで充分だと思ってしまう。

 そうすると今後の人生って何だろう、先立って何が役立つだろうってことで、もはや悔いを消化するためで自己満足的でしかない勉強がほとんどで、恥ずかしい負けの目を後から悔いるだけで未来など開けていない。そこへファンタジー以外で未知の世界として、自分がテレビなどで見て知った気になっていた後進国の成長というのが日本にいて自国の衰退を嘆くよりは明るい展望に思えるんだ。

 このまま自室で人生終わって良いか?みたいな問いかけが心に浮かびだすのよ。


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