MTG研究の今年の結論

 さて紅白歌合戦が終わるまで起きていなきゃと思いながらも今朝は4時台から起きております。夕飯食ったら眠気が来て、紅白見ながら酔っぱらって寝るんだろうなと。

 んで昨晩は何をしていたかと言うとまたMTGのデッキいじりをしていました。本当に色々の思いが渦巻いていて、まず大阪のMTG界隈に入った時に俺は若い方で、先輩方との付き合いが上手くか無かったことを思いだします。バイト時代の自分よりお金もカードも先から集めていて、意見を言っても通らないのに、デュエルで勝つと他のメンバーが「それいいね」と取り入れてしまう。先に議論しているわけで、そこで意見が通れば不満は無いのに「じゃあデュエルで」となってストIIならそれで100円取り上げるわけですが、別にカネも賭けてないMTGでデュエルで勝って、取り込まれて手柄は他の人のものに。芸能界とか政界とかの若手の苦しみがなんとなく分かりますね。

 じゃあそれでたまったモヤモヤをどうするというと、まあ後から入って来た自分より若い人にしわ寄せをするわけです。そりゃもう嫌われ者になりましたよ。されて嫌だったことを後のものにもしたわけですからね。しかし離れてみて、ググっと堪えて考えてみると、つまるところは賭けたカネの差はある程度は知恵とか腕で埋められても、根本的にはカードの当たりハズレのアテモンで勝っているかというところは勝負事に関して「運も実力の内」といいますが「カードも実力の内」なゲーム性なわけです。

 そこで「持ってるヤツには勝てん」と諦めるか、あるいは商売として勝てるカードを高く売りつけて賭けなしデュエルで勝たして得心させて飽きたら手放すのを安く買いたたき、また違う相手に高額で売りつけるというようなカードショップのサイクルがあったとして、値段がインフレするかデフレするか、その采配は本社の出す新しカードセットの内容次第という風になっていて、業界で上手く商売が出来るかと言うと、特に梅田のプロショップ「アデプト」では子供のお客さんをちゃんと接客しないといけないというところで、八木のヒバリヤでは年に3回出る新セットを皆さん3箱づつお買い上げということで8人くらいしか集まらないのにデッキはプロ級。それで気に入っていた奈良三条のベンテンドウでは楽しかったけど、参加料が入賞景品を上回っており文句言ってケンカになって結局閉店しましたよね。多い時は32人くらい集まったんだけど。

 そのへん、俺がMTGを気に入っていても「誰とするんだ?」という問題もあって。結局オッサンの会を作って遊ぶとゲーム的には勝ち過ぎになる事が多く、用心棒として現れた「別のプロ」氏と居酒屋の鳥貴族でサシ飲みになって、ここも酒が入っているところで議論などまともに噛み合い訳もなく、相手も年上でこちらの意見は通らず、ここもほぼほぼケンカ別れとなっております。デュエルで決着という意味では、俺がだいぶ勝っていたところで、最後にひと勝負お願いしたいというドラフトに負けてそっから飲み説教。このへん、年越しという事で自分に整理を付けようとすると思いだしました。

 まあ勝負事ですから互いに気持ち良くってのは表面的にそうでも、どちらかは堪えて笑顔を作っているというのが本質で、スポーツと違ってトレカで当たりハズレで負けて清々しいみたいなことってあるのかと考えると、真剣勝負の場足り得ないのも自明かなと。トランプみたいなゲーム性なのもあるし。

 その中で「ある」とはされている「実力」はどうやったら伸びるのかというと、ゲームを考えることで、戦績充分でもまだ自分の中で納得の行ってない事との戦いです。こればっかりは勝っていてまだ納得が行っていないので負かした相手に聞いてもらえるではなく、自分を負かしてくれる人を探して戦って実戦で覚える、もしくはそこから議論の場を設けてそれで教示してもらえるかと言うと、何か騙された気分にもなる。

 「軽くする」のと「ディフェンス面の強化」というふわっとしたアドバイスと、しかしデッキ相性的に一度勝ったデッキになると多くの相手が自分の戦略ではなく持っているのが分かるそのデッキそのものへの対策から出発するため、巡業的なことをやると大変やりづらい勝負を経験してきているわけで。

 そうすると、実は俺を負かして説教モードになる人もなんらかスパイして「俺対策」をして挑んでから説教体制でもっともらしいことを言っているだけで、実は索敵合戦というのが事の真相では無いのかというところが今日の結論です。

 まあ自分からネットにデッキ晒して間抜けなことこの上ねーなと自嘲するわけですが、どのみちデュエルって自分の持ち物見せるだけですからね。デュエルはほどほどにコレクションとして続ける人がちょっとデッキも組んでみて負けてあげている業界。そこで賞金額ほどのカネも持たず野心で参加する界隈と張り合う気は実は俺にもなく。

 ベンテンドウの景品が参加費より安かったみたいなことが真理の一角を見せているきはしますよね。スタンダードはもうやらねぇ。そうすると、俺も買わない人に分類されるなら、意見もあるけどまずはこの業界は出すもん出してからの話でしょってのは飲める。俺の方がどちらかというと部外者なわけですよ。意見はあったとしても。

 それならそれで、また俺は俺で数学の勉強でもしようと思います。ゲーム理論と新しい数学の組み合わせでの概論としての攻略。それがあってもMTGには個々のカードの性質と封入率みたいなアテモンとしての確率もあって、ゲームが始まる前にお金がいくらかかるか計算したら、そりゃ業界の人もお商売なわけで正直にとは行かないわけで。

 俺はアテモンじゃなくその後のデッキメイクとかデュエルをゲーム理論したいんだよ!と言ったら「出すもん出せ」という落としどころにしかならないわけですよ。

 出さずに頑張るMTGは来年もまた続くのでしょうか?最後に買ったのは基本セット2021です。今年は紅白見終えるまで起きていられるでしょうか。既に眠気が。


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