朝からゲームボーイの魂斗羅をプレイした。魂斗羅はマシンガンで敵を掃射して基地に攻め込むゲームだが、主人公ひとりで行くオールドスタイルな普通のガンアクションでひとりでマシンガンの弾が無尽蔵であり、敵は弾のゆっくりな鉄砲数発で攻めて来るので、圧倒的機体性能差であることを敢えて無視すると、兵士ひとりで敵兵数十体とガンボートと戦艦などを倒しており、圧倒的武勲と万能感を俺に与えてくれていた。
けどまあ、子供の頃はクリアできたが、絵が小さく目が悪くなった俺は先日から久々に遊んで1面で何度もやられ、そして今朝ようやく1面を解いた時にはしてやった感で満足して2面をプレイせずに電源を切った。それで充分に楽しかった。
それから俺は「後ろ向きな性格を改めるべきか」とか「お金の有りすぎる家庭が反対に失敗することはあるか」など漠然とした疑問に少しの具体性を持たせてAIとチャットして遊んでみた。このふたつの問いで金持ち過ぎると価値観が崩壊して何でも与えられるのでその後の問題を対処する力が子供に身に付かないケースを考えたとき、俺の後ろ向きな性格もまたゲームがつまらないと放って自分が勝てる簡単なゲームにばかり興じたことから、ゲームが上手くなっているのでは無いのではないかとも思ったが、子供時代の俺はそれでも魂斗羅はクリアしたわけで、今の俺はその頃の小さな成功を懐かしむのではなくメタルギアソリッドに勝てないままの自分の背中を押すことにした。
大体サブスタンス版を選んだのも英会話日本語字幕でゲームで遊んで勉強にならないかみたいな狙いもあった。OPからムービーを見て英語を聴きながら、それだけでも何かの勉強には多分なっている。
ゲームが始まるまでが長いが、それが英語であることで退屈しなかった。始まったら、はじめの敵にいきなり見つけられる(背後から撃つのに失敗)だが何とか麻酔銃を当て、扉から忍び込み監視の目を抜けて最後は敵兵に見つかって援軍を呼ばれて1対3に囲まれ、2人を眠らせ、逃げた1人の後を付けるつもりが振り返って撃たれてゲームオーバー。
まあ、難しすぎるゲームに思っていたが、実際に潜入訓練であることを考えると、これくらいが俺の成績なのだと謙虚に受け止めることとした。
魂斗羅の話を書いたが、マシンガンで戦艦に勝てるわけがないというのは、大戦略やアーマードコアネクサスなどのシミュレーターで学んだことでもある。鉄砲玉が同じく鉄と思われる戦艦の装甲にどれくらい効くのか、ということを考えるとそもそも無制限に撃てるのもおかしいし、従ってメタルギアソリッド2のスパイの装備品で戦艦に勝つのは何とか甲板に忍び込んで、乗組員をひとりずつ後ろから麻酔して、やがて操縦席を乗っ取るくらいしかあり得ないのではないかと考えたとき、そんなミッションにバーチャルで挑めるメタルギアソリッド2が面白くないわけがない。
だが、そう考える前は単純に「難しすぎて勝てないから面白くない」と思ったことも以前にある。少しは理解して、辛抱して、前向きに課題に向かうようになったのだろう。ものすごく小さな一歩であるが、次々と新しいゲームを買うのではなくメタルギアソリッド2に負けたことで、俺自身が戦ってもまあそんなところだろうと思って生きている。
んでまあ、子供の頃は一日中ファミコンをしているようなファミッ子だったので、あの頃の勢いでメタルギアソリッド2を一生懸命やれば、戦艦に潜入できるようになるかもしれない。ゲームというかシミュレーションとしてそれで良く出来ている。映画のように音楽や演出も良い。
ただまあ、買った値段の430円というのは世間からは既にその値段で捨てられているという現実も併せて考えると、高価で取引されるいわゆる「面白いゲーム」は痛快に勝てるようになるものが多い傾向だとも思っている。
メタルギアソリッド2をクリアは出来ないが、バーチャファイター4でケンカに勝ったら段位が上がるんだけど、それが何になると考えたときにメタルギアソリッド2で敵陣で麻酔銃を3発当てて、4対1までレシオ差を詰めたわけで、これ対戦型TPSで考えるとウィニングレートが既に75%もある。戦争ゲームでは既に戦争に勝つ超大国を何度も経験して軍師気分になれたわけだが、スパイとしての自分自身の性能も上げていきたいと思った。
人気ゲームグラディウスがIIIになって誰も解けなくなり、ストリートファイターIIがスーパーストリートファイターIIX(ツーエックス)となって、確かに同じゲームで高度複雑化をチョットしていて、しかしすることというと弾幕避けかピッタリ目押しかという所で勝負が付く。まあ他の要因もあって、その研究も面白いのだが難しいものに挑むだけなら、メタルギアソリッド2なら1面からいきなり勝てないわけで、これに挑めば良い。

まあ、まだ共感者とか同調者とか、メタルギアソリッド2をやり込むが超面白いというような価値観の人と出会ったことは無いのだが、それはそういう人がいてもおうちで黙々と遊んでいて対戦型のように相手を探すコミュも無ければ、ゲーセンに置いてあって人のプレイを見るわけでもない。PS2だからなんだよなーとは思う。
けどまあ、雑誌レビューとかの評判は良く、実際に売上本数も出ていて、市場にあふれているから安く買えたのだとも思うが、万人受けでは無い事から余り物になってしまったゲームなのだろうなとも考えられる。
みんなこれ買って解いているとすると、俺はスパイとしては相当に劣等生だが、裕福に育ったので、それくらいの差は現実問題でも本当にあるだろうなと思うことにした。
まあ、敵が鉄砲撃ってから弾がゆっくり飛んできてジャンプして避けるみたいな世界線で生きてきた俺らには難しいゲームだが、普通の頭しているオッサンも暇つぶしにPS2で遊んだことを想像すると、まだまだ「いろは」も分からない若輩者の47歳です。