なんというかカウンターポスト全盛の四版当時にMTGを始めた人からするとパーミッション系デッキに無類の強さがありビートダウンでは勝てないのではないかという意見は根強いが、それを打ち崩すべくサラッと組んだジャンドの席巻を持ってせずとも、トーナメントを俺も毎回は見てないんだけど、毎回見たら色々なデッキが勝っている。
しかしまあ、このビートダウンでもパーミッション側が4ターン目に神の怒りしてこない事もあるからそのまま殴り切って勝つことがあるという一定の持論を少し数的に考えてみると、今のデッキが1マナクリーチャー52マナクリーチャー83マナ1、4マナ3でウチ3マナの雷光の猟犬が攻撃クリーチャー+1/+!速攻であと4マナの内1枚が全体バフのアジャニと2ターン目オーバーランのガラク。
神の怒りまで放って置かれると仮定して、殴り切る確率を計算するのがこれまた面倒なんだけど、1ターン目1マナ、2ターン目2マナ,3ターン目3マナ、4ターン目4マナと回ると2ターン目2点3ターン目4点4ターン目が7~8点行く計算で、何故なら前述の猟犬アジャニが効くケースがあり、天望の騎士がパンプアップすることもある。だからして本当にパーミッションが神の怒りまで何もしないとなると、5ターン目には勝っている。
対してパーミッションが4ターン目に神の怒りを打つ確率を考えると、土地40枚中16枚で16/4x4ターン目だから11枚と考えると4枚持つのは確率的に期待値通りで、それに40枚中3枚乃至4枚神の怒りなら3/40x11=0.825で4/40x11=1.1と期待値通りなら4ターン目には神の怒りは同様に飛んでくる計算。
とすると、こっちが回って相手も回ると神の怒りは飛んできて、こっちが回って相手が事故るとこっちの勝ち、こっちが事故るとどうなるか、というところでもみ合い展開のための中終盤強カードも入ることで序盤制圧力は少しだけ削っているけど、俺は必要十分な序盤が戦えるデッキだと思っている。計算通りに運ぶなら1マナは5枚ではなく6枚にすると盤石だが、セラの盲信者くらいしかⅠマナの候補が無く、それなら印章持ちの聖騎士でいいや、強いし、みたいな感じで組んでいた。
そしてレアだから1枚に押さえるべきという貧民ポリシー(当たりレア1枚の平等原則)を捨てて3枚持ってるんだし3枚とも入れちゃえな金満政策でもって3枚になったボガーダンの槌を、冷静に土地16枚中6枚山で、その6枚の内を回収に必要な3枚の赤マナを引く確率はゲーム中盤以降13ターン目20枚引きとなった時なので、20枚なら半分引くわけだから40枚中2枚で計算が合うはず。もちろん、確率と違って現実の引きはもっと冷たいのだが、ハンマーを3枚にするよりは1枚をもっと確率や戦略の即したものとするということで、20ターンまで長引くなら8ターン目で6マナ到達する時に炎破のドラゴンか警備隊長でゲームセットする確率もあるはずで、ドラゴンは召還に成功して除去られなければ(ハードル高いが)その後2ターンでゲームセット。そして警備隊長は雷光の猟犬、アジャニ、ガラクとも相性が良い。他には地味だが2マナ域にドラゴンの餌を忍ばせたのも同じような理由。
まあ、パーミッション系使う人にこういうデッキが回って勝つと「事故らされた」と言われがちなんだけど、こちらとしては戦略性を持って事故らすべくして事故らせたと思って来たんだ。ただやっぱ、神の怒り以外に紅蓮地獄や地震のようなカードが環境にどれくらいあるかとか、パーミッション系が死ぬ前に単体除去を打つ確率なんかも併せて考えると、やっぱ勝つべくして勝っているというよりは一発狙いの事故らせなのよ。
それで、カジュアルシーンに持っていくとこのデッキで楽しく遊べるかというと最初は良くても、定性的に回って勝つのに飽きが来ると、同じカード何枚も入っているし勝ちパターンも2~3種類だし、だいたい覚えたての人とか相手には絶対に強すぎるし、まあつまんなくて遊べなくて敬遠されるだろうけど、じゃあトーナメントシーンで勝てるかというと、前述の事故らせでしかないから、このくらいで置いておいて考え直す。
まあ、速攻デッキでトーナメント入賞した記憶が経験則として強いので速攻寄りだったけど、リアニとかパーミッションも組んだものの同型を満足いくまで付き合ってもらったことが無く、それからドラフト中心に移行したのでまだまだです。
机上中心にやっているので、ネットゲーム版中心になってからは最初はちょっとやったけど紙の現物がないネットMTGは本当にお金をドブに捨てる感覚があり、プロとか言って実は全然やってないじゃないのっ!と言われると、そうだけど一応ね。
まあ、普段何考えてたら新しいデッキとか組めるんですかって誰も聞いてはくれないけど、入賞したあとチョット近所の子供に言われた事を「なんとなく」だと恥ずかしいので、まあ分かる理屈としてチョットは今回の記事に書けたかなという感じです。
まあ「強すぎて遊べない」はゲームクリエイターとしてはダメだけど、攻略という意味ではひとつの目的地点通貨という事で賛辞として受け止めておくこととします。
