タバコを切らしてコンビニに行ってきた

 深夜に目が覚めて台所でタバコを吸った。それから寝付けず、ふと離れて暮らしている母親が恋しくなった。もうお婆さんになっている事だろう。何年か前に数分会って話をした。連絡先も分かっている。母の日には花の絵文字のついたメールを送った。もういないものだと思い込んで暮らしてきたが、まだ元気なら会いたいと思う。

 しかし、その寂しさから立ち直り、明け方になると親父も起きてきてタバコを吸っていた。あと2本。

 SNSとか時々虚しくなるよな、と思ったが、最近SNS上で連絡を取り合っていない古い仲のところを自分から見に行くと、俺から行かないから寂しくなったのだと分かる。家にいながらとか出先でケータイでとか、簡単につながれる分だけ出会いとか一緒にいる時間を大事にしなくなっているのだろう。

 ついにタバコを切らしてコンビニに出かけた。雨は止んでいる。

 しかし行き掛けの半ば、雨がぱらついて傘を置いてきたことを後悔する。緊張で便意がした。コンビニに着くなり空の肩掛けカバンを持った男がトイレに駆け込む。

 出てから、何か申し訳なくタバコだけでなく朝食にシャケおにぎりとミックスサンドを買った。4960円くらいした。朝食、家でトースト焼くだけなら1枚20円にバターとコーヒーを勘定しても50円行かないくらいなので、贅沢な価格だが、食ったのはおにぎりとサンドイッチ。。こういうお金の使い方はたまににしておかないと、どんどん浪費が増える。まあ消費税収となってお国のためになるのやも知れんが。

 それでせっかく雨の中買ってきたタバコは吸わずにこうしてブログを書いている。言いたいことを相手に送る形ではなく、置手紙のような格好で誰かが読んで伝えてくれるかもという期待のこもったSNSがある。たとえイイねがたくさんついても、思う相手には届かないというのもあるあるケースであるが、今日は人の話に少し気付けた。

 単純に母の手料理が恋しいと思ってしまうとかなわなくて辛いので、俺は「コンビニのおにぎりも昔よりおいしくなったね」と強がっているのが多分、音楽とかでも同じ。

 この強がりをちょっとほどいて、寂しい奴に素の自分に戻ってしまったら。

 さ、そんなこと言わないでタバコ吸って来るよ。最近立ち話の出来る喫煙コーナーが生活圏に無いのもおっさんの寂しさが増して染みてくるのよね。コンビニでも対面でレジでタバコ買うだけ、まだ人との触れ合いがある気がするくらいに。


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