俺が派遣SEをして「三日で出来る」という事の語弊

 まあ何というかSE業界の人月工数というものは、管理職が「この仕事はひとり三ヶ月分の労働がかかる」と決めたもので、デジタルコピーをすれば同等品はすぐ出来るのではないかという外野からの声に対して、既存の何年もかけられて大規模化したモジュールの一部を周りのモジュールとの関連を読み解いて組み替えるのに三ヶ月とこういうことなのですが、これも勘所が分かっているとすぐ片付くこともあるし、反対にプログラム初学者からすると三ヶ月かけるのがまず難しい。いや本当に少し組めるようになって、現場に三ヶ月毎日来て座って読み込むと、三か月後にはチョット出来るようになっている人に次の仕事が来るので、かなりの選りすぐりになって、それで三ヶ月くらい。

 けどまあ、分からない人がいるんですよ。読み込んで関係性を考えてどこに何をはめるかって考えている時にコーヒー飲んだりタバコ吸っているとサボっているで、それで納期の前に三日缶詰で出来上がると「じゃあ三日で出来るんじゃないか」みたいな。確かに人月工数もおかしいんだけど、組み込みが三日なら納期も単価も三日ってのはそれはそれで経営者のパワハラなんです。

 んでもまあ、他の仕事より高給取りで、責任感もあって、三日でやらにゃあとなって、コピーでも容量が増えると数十分から数時間かかる、あのウインドウズの起動で待たされるようなアレですよ。それも含めて待ち時間も含めてコピーも使って、編集して、三日でやっちまったことがあって、月給30万で3人月だから90万という計算なのをじゃあ90万の見積もりで、それを三日でやるから日給30万よこせというこういう論法で持って、急いで仕事していた時期があるんですよね。

 そうなっているのに、これもやっぱり何も分からない人が「じゃあそれをコピーしてタダにしろ」と追い打ちがかかり、大手のITベンダーの出来る人が代わりにやらされて五日かかって、それから出来ているものに信用が無く、検品に三ヶ月をかけて結局90万はどうなったかというと、その頃の俺はもう荒れ散らかして高い酒を飲んだわけです。そうすると酒代から給料が逆算されて、あの会社はこんなに高い給料が出ていると周囲からの攻撃があって。

 結局俺も三日で作ったものでも三ヶ月タイムカードを押して30万3回に分けて月給でもらったわけですが、ひと月で貯金を崩して60万飲んだので三日で90万よこせと言ったことと裏腹に30万しかもらえていないのに月給60万はあると店から勘繰られてしまったわけです。もういやんなってたのよ。死んでまえって思って、死ぬ前に貯金おろして飲んでみようと思ったのよ。

 けどまあ、そのあと落ち着いて、今では148円の発泡酒とか飲んで、酒は何でもアルコール度数が同じなら味はそこまで気にしないって立場を取って、親父の店の手伝いで厚生年金が2カ月10万円でそれに親父から家事費2万円もらって、月7万の内の3万円くらいを使って残りは貯金して月給30万でも出ただけ良かったネーと言いながら、月3万で暮らしているから自由時間があってギターも弾けてマンガも描けて、この下らないブログに収益が集まることを願ったわけですが、もう会社勤めの何もかもが理不尽で、本当に食費だけで生活して、それで幼稚でも創作とか楽しみのある仕事に時間を割ける今の暮らしの方が気に入ってはいるんです。

 ただまあ、婚活ですよね。婚活はやっぱり年収が大事なんですよ。良い人いれば万事解決だけど、オーネットみたいなのに登録して他人と比較される第一は年収だと思ってる。だから復職して年収増やさないと結婚は無理かなぁ、って思うから、どうしても会社員してもらったら30万とか40万あるって、もう辞めた会社の事を言って復職の見込みが嫁さん出来て家事してもらえたら朝起きて出社して会社行くからって、そうじゃなくて今会社に行っている人と結婚したいんですって年行った親父とふたり世帯で火事の押し付け合いで身の回りの事もしんどいのにフルタイムの労働はきついんですよと、こう入れ違いになっちゃう。

 けどまあ、そういう婚活も多分バカらしい。オーネットが基準値になってるからだな。親父は家事費の2万しか出してくれないけど店の売上はあるし、他の収入もあって、おそらくやがて相続するという考えと、弟と姉と母親が親父死んだら寄って来て遺産の取り合いになるのかもなぁ、みたいな心配と、相続税のために貯金はもうちょっとしておきたいって考えと、それと復職がどれくらい現実的かって日進月歩のITなのか工場でちょこっと組み込みとかするだけになるのかで取り分も恐らく変わって来る。

 だから復職するなら「もっともっと」という風にスキルを伸ばして年収を増やしてみたいのではなく、人月工数の論理に従って「この仕事は3ヶ月かかる」と上で決まった仕事にちょうど3ヶ月かけるように従えば、残業とかも昔より緩和されて、ギターとかマンガを趣味でしながら働くことも出来るのかもだが、もし結婚して子供でも出来たら、それがひとつの願いだけど、子育てと仕事の両立はそれはそれで修羅場で、俺に出来るかなぁ、というのは結婚もする前から心配することでも無いのだろうけど。

 もっと欲しいと言って、決められている期間と給料からはみ出る仕事をしてきたガイキチだったなぁと過去の自分を分析するんですよね。同じ三人月の見積もりでもでも仕事によってラクだったりきつかったり、あったんですよね。そこに公平と文句を言って、どんどん仕事して給料増やしてもらったのに、仕事がきつくなっても手取りが良くなると労組から同一労働同一賃金という別の平等のテコ入れが入って。んで先に書いた俺が三日でやって誰かが五日かかる。けど検品で3ヶ月待たされるとか、月給30万の仕事を半月でやって、もうそれでウチのやつらが月給17万でやっている製品と同等だから17万渡すから残り休んで17万に負けてくれ、30万払うのがしんどい、という風に持ちかけられるとじゃあどこから30万出るのというと、そりゃ製品の値段上げるしかないみたいな話になるから、渋々飲んだこともあったんですよね。

 けどオーネットでは男性の希望年収600万で余裕で足切りする女性の話とかも入って来て、ヤキモキしてみたり。そうだ全部結婚できない事とその足元を見て金を取るオーネットが悪いんだ!いやオーネットの前から横並びの給料で一生の半分以上サラリーマンってのに不服は抱いてましたが。年金2カ月10万円、月5万の収入の男と結婚してくれる女性がいたら、扶養手当で年金額が月2万上がって2ヶ月14万、月7万の暮らしになるんですがね。7万っちゃぁきついだろって、家も親父の店もあるから住宅ローンも無くて店頑張れば自営業として収入が見込めてそこにプラス7万があるって言っても、明細出て幾らって仕事と比較されると何ともやり辛く。

 いや多い時で月35万もらってても、オーネットで紹介してもらえる女性奈良県で30代ひとりとか、そんなんだったですけどね。もうちょっと上の年の人向けのサービスよねって思ったもんだけど、いよいよ俺もその年になってしまいそうです。

 いや三日で出来る仕事があったとして、その単価が90万だとして、月20日労働すれば単純計算600万円と見積もってそれが目標値でも、それに釣り合う売上は無くて。少なくとも月給制のサラリーマンよりは自営業の方が商売のチャンスとしてはあるって、んなわけ無いか。自営は自営でどこに何が幾ら売れるって、ある程度見通しのつく仕事みたいですけどね。


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