八十岡翔太さんのMTG記事にイイねのひとつもつかない件

 プロプレイヤーでも公式のサイトで記事を書いている人はまあ読まれるのだろうけど、ざっくり「MTG 強くなるには」と素朴な疑問を検索ボックスに投げてみたら八十岡翔太プロの記事が引っかかったのだが、読者ゼロであった。

 そういや藤田剛史の口からも「ヤソ」という単語は聞いたことあるなぁ。有田隆一も昔はつるんだけど射場本さんのグループに入っていて、俺もアデプトに通った事から黒田組と絡むようになったこともあって。

 格闘ゲームは関西勢と広く取って問題ないのは俺がカプコンもSNKもやるしヴァンパイアからストIIにZERO3に3rdとまあ、鉄板タイトルを嗜みにゲーセンで話す方だったから自然と人が集まったけど、それは勝てていたからで、勝っている持っている人に人が集まってくるのも自然なら負けたときに離れて行くのもまたその裏であるわけで。

 その意味では勝ち続ける人の周りにいる人は流行や勝ち負け(本人ではなく周りの)で入れ替わって行くもの。持ち物でハンデが付くトレカで金持ちが強いのは当たり前のことだし、だから100円でキャラどれでも選べる格ゲーがトレカよりフェアに近いのも分かる。対してトレカは遊び始めるのにカネかかるからなぁ。仲良く出来ない人も多かった。TRPG寄りのファンタジー好きの組の方が話し合って、それでトーナメント勝ち組とは距離が出来て行ったんだよな。

 反対に対戦格闘ゲームは勝負以外にほとんど軸のない競技で、キャラや音楽でハマる人もいるにはいるだろうけど、それはそういう趣味の人の数のひとつにしかならなくて、いやそれでもSNKとかカプコンのヴァンパイアは特殊なキャラ人気あるけど。

 マンガの刃牙とか格闘技好きでストIIって人もいるけど(俺な)VFと鉄拳には仲のいい人ってほとんどいないのよね。特にVF4からカードに記録される星の取り合いだったから、ストIIでもそうであることに変わらないけど、明確に意識することで全員敵になって行って、それはストIVでもそうなってストIV以降はほとんどしなくなった。

 まあでも客観的に勝敗が記録されているわけだから、昨今のランクマシステムで強いのはそりゃ本当に強いだろうし、プロの選抜がそれ基準になるのも分かる。その中でも趣味で続ける人は、明確に低いランクとか勝率を明示されて、昔よくいたそんなに買ってないのに偉いオッサン(最近俺もそのクチだが)いなくなっていくよな。

 今でもカードのない格闘ゲームで強豪と相まみえたら、ジャラジャラ入れたら勝ち星のひとつくらいは取るんだけど、これがカードで明確に1勝10敗とか出ると、1勝9敗まではギリギリ9:1だけど10敗しちゃったらそりゃそこまでで捨てゲーでしょみたいなギャラリーの感覚はあるよな。

 ただ、本当に勝率を狙ってもらえたら、対戦ゲームでありがちな「何処までガチってもらえるか」問題はカードで解消される。素人相手でも捨て試合をせずガチで勝ってもらえるというのは挑む側として有難いっていうストイックさが負け手にあればだが。

 まあでも俺前から思ってんだけど、ゲーセンもトレカもプロ志向はガチすぎて、MTGオンラインの「カジュアル」みたいな趣味の場がそれはそれでちょっと柔すぎて、プロ野球パリーグとかもっというと二軍みたいな組み分けはいると思ってんのよな。

 黒田組は一軍だったけど、サッカーでセレッソに所属する中学生みたいな雰囲気で、店に来る子供が遊んでいるというよりはプロ目指してますみたいな雰囲気で非常にやり辛かった。

 そっから一回身を引いて、奈良でやり出した時に店に二~三人多分京都大阪から景品ゲッターが来て迎撃失敗してんだけど、地元の奈良で格ゲーやトレカで仲の良い人ってこれもだけど少ないのよね。ほとんどいないと言って良い。ストIV以前はいたけど。

 まあプロなら勝たなきゃだし、客なら出すもん持ってないとだから、そこは腹決めてもうちょっと頑張らなきゃだよ。それは野球だって、腹減ってメシ食ってグラウンド借りなきゃ出来ないわけで、大リーガー養成ギブスがなくともバットの素振りでも練習にはなるわけで、ただ俺のそういう体質がゆるくやりたい人から嫌がられるのも分かる。

 そのくせ、どっちつかずの甘いところも持ち合わせているから付き合えないのよ。

 ひっくるめて、遊んでんのか目指してんのか、ハッキリさせてメリハリ付けて、俺のこと分かってくれる人がいないって嘆くんじゃなく、噛みつくとこには噛みついて、慣れ合う所はそれはそれで人間関係を作って行かなきゃだよね。それが難しいって話。


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