
まあ、当然と言えば当然だがネット検索などで攻略法を読んだことがあり、その内のひとつが1階でレベル3まで上げるという鉄則が書かれていたのだが、これはいわゆるトルネコの大冒険初代の階数+2の目安から来ているものだと思われる。
そして、そんな攻略を信じてしまったのは業界用語の「打開」は99階踏破だと解釈しているが、ただ「打開」としか書いておらず、貼られたスクショがフェイク(エミュかマジコンで操作された加工画面)であることを、アップ主自ら示唆する画像があることに気付いた。責めるまでもなく「イタズラって分かってね」という茶目っ気だろう。
そうなると、打開の写真が疑わしいならWikiも疑わしく、俺の世界では俺の20階が最高記録で、打開以外にも老夫婦のブログとして「夫婦で老後に楽しく遊んで47階が最高記録でした」みたいなの、俺の年の47とかけた作り話だろうと思い始めて、またYahoo知恵袋なども回答ポイントが欲しくWikiや掲示板の情報をコピーしたものが貼り付けられているだけで、アドバイスしている本人も打開出来ていると思って読んでいたのが間違い。だいたい、打開できないからフェイクニュースが作られて、真偽のほどを含めて話題になるわけだから、無改造での打開はやっぱり前人未到ではないかと。
そういう風に考えると、良いとされている攻略法もTPOの問題でその人がそうした時いちばん進めたとか「そう考えられる」の範囲から出ておらず、全てただのジンクスとして今回の162回目に臨んだ。結果は写真の5階5レベルから6階で乙。腹減りでもなく、攻撃の空振りと敵の出現が重なって普通にレベル負けたが、最近レベル上げプレイをしすぎたせいでアイテムでワンミスさえ許されない探索のスキルが訛っており、頓死の範疇になるだろう。ブーメランをゴーレムのいる階まで取っておかずに、6階の戦闘でももうちょっと気軽に使う。17階まで行くとゴーレムが出るが、そこまでブーメランを取っておきたいという発想で6階で負けたら、結果は6階なのだ。
同じく、レベル上げを階数+2縛りから少しゆるくしたのも餓死が続いたからだ。餓死を繰り返しながらもパンの出現に期待して、パンが出た回だけ進めるというようなプレイングももちろん考えられる。そうでないと解けないと割り切ってしまえばだ。
だいたい、歴代記録を見てみると20階到達は2回で共にグレイトソードと真紅の盾を装備していたと思う。その後にフェイクの25階画像がSNSに出たので、その信憑性を裏付けているのは俺の20階画像だが、相手方にしてみると俺よりもっと下手くそで20階がフェイクだと思って25階を作って、ふざけ合いたかったのかもしれないとも考えられる。腹を立てるのは相手の心理に対する勝手な想像が働くからで、論理的でない。
そう、ウソに腹など立てていたら、ネットなど何の役にも立たないというか、ウップンばらしの壺くらいの役にしか立たない。それでも、情報が全くないよりは、試してみてハマる情報も少しはあったので、イタズラはそれはそれとして、俺は俺の記録と向き合い、ただまあ打開がデマだとすると出来ると信じて挑むという心にも霞がかかり、モヤモヤと何のためにやっているのだろうという気分にもなる。
それでも、もう1回だけやろうと挑んだのが今回の冒険で、ネットのほとんどの情報はデマという界隈の言っていることもまあ分かるようになって、自分の実験で判断するようになれたのがこの2~3週間のいちばんの進展かも。
そもそもAIも俺の場合将棋盤の範疇から出ない実験で、LLMなどの生成系も書籍や論文ではなくネットの口コミから学習されているなら、元ネタからデマである因子を多分に含んでいる。もっと論理性があったら、その中から矛盾を見つけて役に立つようになるかもだが、既にウソが混じっていても話し相手としては十分役に立つし、特に技術系の話題に関しては初学者以上に役に立つ。
けど、トルネコ3異世界の攻略法として役立つか、となると、やっぱ未踏の領域に飛び交うデマに簡単にAIも騙されてしまう。俺は自分の将棋にそんなに自信がなかったので、バカな頭で考えるよりは強いコンピュータ将棋のプログラムを学んだほうが強くなるのではと勉強と研究を始めたが、すぐに原理を理解して、自分で作って自分で負かし、それで自身の棋力ウォーズ四級で三級になる前に100戦やって勝率3割というところで飽きてしまった。ただ研究自体は面白かったので9年続けてまあバージョン3まで来た。
そうするなら、トルネコ3異世界もほどほどにやれば良いじゃない、何もそれに負けることをそこまで気にしなくてもとは思いにくい。やっぱ悔しいんだよな。解けるという噂が簡単なデマで、今までそれに騙されてきたと言う事を是として自身の心と向き合い直すのに、まだまだほぐれるまで時間がかかると思う。そう認めたら、デマを飲まされて頑張ったことに対する憤りになり、信心が次の1プレイへの希望であったことも併せて考えると、やめるならやめるで新しい心のよりどころは必要になって来る。
それがちょっと前までは格闘ゲームでも同じことだし、アレは本当に強いやつは強い。信じられない人もいるだろうけど、トルネコ3にもそういう境地があると睨んでよいか、それは将棋のプロにも通ずるものがある。答えが無いから研究されて、ゲーム理論も学んで来たじゃないかと。その高みを目指す純粋な集団とフェイクで遊ぶ人がSNSでぶつかって、共存を許すのがかなり自己矛盾につながるんだ。心苦しい。