勝率を1%でも上げて1回で勝とうとしていた

 ギャンブルの必勝法は良く知られている通り打たない事である。これは確率論に立脚しており、例えば6億円の宝くじは総売上7~8億円かもだが、7億円分のくじを買って6億円当たったら1億円負けるとしても、たった300円のくじで6億当たるかもしれないとなると、1枚くらいなら買っても良いのではないかと思う程度にはカネは浮いている。では確率的に8億儲けて6億当たるからと言って300円賭けたら期待値が240円くらいあるとすると、実は60円でくじを買っている事になるし、案外分が良いのではないか。そして当たるまで買い、当たった後も12億にするためにくじを買い続けないといけないわけではなく、6億というのは人の一生を考えたら十分な額であって、当たったところで買うのをやめて良いわけだから、生活余剰金があって、いつでも降りられるバクチに300円ずつ支払うというのは悪くないのではないか?

 そんな俺は19の頃のバイト時代に悪友にMTGに誘われ、人生を通して10万円以上は使っていると思う。ちゃんと計算したことが無いのが恥ずかしいけど、多分10万くらい。そんでミニトーナメント優勝、プロツアー国内ベスト8くらいの戦績。

 最近遊んでいるトルネコ異世界でも確実に1回で解くことではなく数当たることで幸運を引き寄せるように、ギャンブルというのも宝くじが実質60円だからお金の余った人がたくさん買うように、ちょっとの利ざやで続ける商売なのかもしれない。

 その中で俺はMTGでも参加に意義があるというタイプではなく、エクセルで計算してみたり、独りで繰ってみたり、研鑽の意味では色々とやっているつもりだが、出場回数としては本当に少ない。

 昨晩もデッキの最後の1~2枚を悩んでいたが、58~9枚は同じレシピで、その1枚の差が100%の成否の差を持っているとしても確率的には概算2%ほどの有効率でしかない。

 だから、2%差があるとして51%8回戦と49%8回戦を比較すると8乗して0.4%の優勝率か0.3%の優勝率という0.1%の誤差のように丸まり(それでも大きいという見方もあるが)49%でも2回出る方が圧倒的に優勝確率は高まる。

 そして、参加費が3000円から4000円くらいして、4000円の1000人トーナメントなら400万円以上の賞金が出るわけがなさそうなのだが、トレカそれ自体の売上から大会に広告費が載ってプロツアー優勝は1000万と言われている。

 まあ、国内だと俺の知る限り50万円だったと思うんだけど、これ当たったやついるんだ。どうやって当てたかより、しつこく参加する財源が借用書のない友人からの借金とか、生活自体が親のすねかじりで兄弟が働いていて、そして親のクルマで遊び友達を送迎して、ちゃっかり結婚もしている。あの甘え上手の生き方を見ると真面目に堅実に働いて貯めるというのがバカらしく思えることもあったが、就職氷河期で仕事のない同士、無理して派遣で稼ぐより生き方としては恵まれているし賢いなと思うようになった。

 んでまあ、既に書いたけど勝負の決め手は何とかして何度も出たことだと思う。得しているように見えたが、カネを貸している友人や親御さんや兄弟が割を食っていて、そう寄せたカネがゲーム会社に取られて賞金は借金の返済で消えた。俺も5万貸していたが、もっと貸している人もいたらしい。

 それと比べると、俺は研究して勝率を上げて1発で勝ってゲームで利益を出そうとしていた。そこはチャンピオンでも負けているものだなと思うと、戦い方から変えなくてはならない。

 既に、十二分に「当たり」は引いていると思う。アテモンとしてはね。ただやっぱりものぐさで、新しいセットを買って整理して休日の朝起きて大会に一日を費やす、その生活の繰り返しを継続的に出来るかというと、アレはアレでプロゲーマーという仕事なのだなと思う。立派なものというほどでもないが、パチスロで10万当てるのに近所の店に行くというよりは迂遠で、専門知識や計算や集中力や人脈もいると思う。

 身を引いてかなり経つが、その間に手持ち分として残ったカードを何度も繰り「今手にしている当たり」を上手く活かすことをずっと考えて来た。デッキは十分強いと思う。そして貯金も十分にあり、ゲームに使うか株をもっと買うか迷っている。

 株は株で最近の持論があり、sin(x)*cos(x) = 1 となるように、日経平均の高騰下落が横ばいの時も上がる株と下がる株が相殺されて横ばいを見せており、4万円台が4万5000円台になって全ての株の期待値が1.1倍くらいだとして、1割増しの金利と考えて食うには元本1000万円くらい必要で、俺はそうではなく5年前くらいにひとつの銘柄を集中して勝って入れば今頃それくらいあるのにナーと思うがチキンに分散投資で、そのうちの1銘柄が来ているだけで、物価高と相殺されてあんまり意味はない。

 株を買って時々届く企業からの通達書を見るよりはゲーム機を新型にして遊んだほうが体験が有意義だったかもと思うが、まあ鉄拳を5から7にしてチョット綺麗になるくらいの事なら辛抱とも思わずに過ごせる。引け目に思うことはあるけどね。

 あとは昔流行った「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで何故もっと株式投資に振り切っていないのかというと、確かにこれ友人がプロ当たった話と同じで、金持ち父さんと貧乏父さんを比べると金持ち父さんは良いのだが、失敗して貧乏嫁子供無しおじさんになりそうで怖かったのが、本当にそんな感じに恐れたとおりになってしまった気がする。貧乏父さんでも父さんしてるだけ良いじゃないかと思ってしまう。

 一攫千金も無ければ、堅実に働くつもりが病気してしまったわけで、けどまあ、もし俺が優勝していたら、世界の何処かのチャンプが反対に2位のニートになるわけで、取り合って勝つという要素が、貧乏父さんと笑われる人でも会社の椅子ひとつ勝ち取っているわけなのだよな。

 世の多くの「ためになる話」は実は反対に堅実な生き方を推奨しており、守った結果として「役に立たない話」だったかもなと振り返っている。世は経済で堅実な生活も背景には商いがあり、そこに打算や罠が全くないほど能天気だと食われて死んでしまう。

 騙されて来てしまったのだなと思うと、せめて今日からでも、勝ちに向かってもう一歩をの歩みを進められないかと、またブログで小遣いを貯めるのである。ブロガーって、ホンマナンボのもんやねん?というと女性でも手軽に始められるので懐事情が知れていて、やってことがないゲームのチャンプとかのほうが仕事として騙しがきくのかもだ。

 最近女性プロも出て来て、まあ敵対するのではなく同業者として上手く隠し合えるのが強いのかなと。


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