本気と単純作業の関係性

 こんにちは!カーメンこと宮澤郷介です!三賀日はもっぱらテレビでした。

 大河ドラマ「べらぼう」総集編、朝ドラ「あんぱん」総集編、「ばけばけ」振り返り、それに女子サッカー大学ラグビー、今日は綾瀬はるか主演の「ひとりでしにたい」6時間一気見。

 大体からして、ずっとテレビ見るだけという事も間にタバコを挟まないと出来ない体質になってしまいました。別居の母親に年賀をメールで送ると肋間神経痛で寝正月だよということで「お大事に」と送って看病しに行かないものぐさで親不孝な息子ですが、もう何年会ってないかなと思っていると昨日は自分も腰のちょっと上が痛みました。不思議なもんやなと思うけど、ちょっとラジオ体操でもすると今日は痛みが引きました。

 昨年のクリスマスからサッカーゲームを10戦ほどして、サッカーの戦略について少し頭を悩ませていました。ボールを蹴って向こうのカゴに入れるだけのスポーツでも11人というチームだと動きの連携とか戦略がありそうな、俺が高校の時にはSFCで「スーパーフォーメーションサッカー」というゲームが出て、陣形を取って連携することが一定の意味を持つような、そういう考え方がありました。

 それくらいのことはウイイレでも十分試せるのですが、相手が強くなると出来ません。パスのコースの間に相手の選手が入って割り込むのが強いチームは上手です。そうなってくると今度は自分も相手のパスの間に入る真似事か、他に何かあるかなと考えるのですが、まあそうなると作戦と言うよりは相手の球を取って前の選手めがけて蹴るくらいの、あとはアドリブとか走り込みだよなと段々と戦略から個々の問題に近づいて。

 考えたら、格闘ゲームを研究すると言ってもノイマンゲーム理論を学んでゲームがジャンケンであるという事がまるで本質であるかのように言い得たつもりになっていましたが、考えているようであまり考えられていない。ストIIでも煮詰まっている感で、とりわけストIIXはコマンド難易度の高いスーパーコンボ絡みの魅せテクニックが取り沙汰されやすいですが、それと弾ジャンケン以外にどんなテクや戦略があるかなと思うと、もはや重箱の隅と言うか、いや我が家は今年はおせちなしですが、もう鯛の子に数の子にかまぼこや栗きんとんは残っていなくてゴマメや黒豆を食べているような感じが。

 それでもストIII3rdのメスターから「各プレイヤー勉強していて昔ほどラクに勝てない」という話が出ていて、もうストIII3rdの勉強なんてというか始めから不勉強でフレ本も買ったけど井上がやいのやいの云うから「もうこれでも読んで黙って」とポイと渡してしまい、ソフトもカプエス勢の岡田君にあげてしまい、やらねぇよなと思っているところに、けどその縁を切ったら俺に何かゲームで手柄を挙げられるものがあるかとなると、チャンピオンなんだし持って置いてたまに来て負けてくれたら皆得心なんだと。

 それが長い間、負けに出るのは嫌だなぁと往生際悪く再練習とかしてたんですけど、今年で48歳。もうストIIX勢のベテランプレイヤーでもひと回りくらい下のストIII3rd勢でもちょっとした差かも知れないなと思うとともに、負けても良いなと思い始めました。やっとか。やっとそうなったか。

 実はストIII3rdよりもその後のカプエス2のがこだわりが強かった。負けたからね。自分が何かを目一杯頑張って負けた初めての体験だった。ストIIは中二くらいで、ターボの国技館が高1くらいか、文化祭もあって、生徒会もあって、受験もあって、その道はいちどお預けとなったゲームに高卒でゲーセンバイトとなり、カネ貯めて専門学校行って、ゲーム系の就職が思ったように決まらず「ここでは自分の作りたいゲームは作れない」と辞めて中途で構造計算の某社の派遣社員に。そこで派遣とはいえ長期雇用で毎日安心してメシが食える状態で給料使ってゲーセンでカプエス2を定時上がりで毎日閉店くらいまで対戦して、家にはドリームキャストとレバーのセット。

 この頃の本気はとにかく我武者羅に毎日対戦して、得意の武器はリュウの屈小P2発でヒット確認して中足キャンセル真空波動拳。これの目押しやコマンドの練習を毎日していた。強い人には昔ピアノやっていたとかで器用な人がいるんだけど、不器用ながらコパコパ中足真空はバッチリの状態で、だからそれを過信して、本来投げと小技の二択であるはずがいつもコパコパで、ガードされているとせっかくのチャンスをコパコパで逃すということを繰り返していたと振り返る。けど家に帰ったらそれでもトレモ。

 アレで当時は「本気で」と思って取り組んで燃え尽きるくらいまで行ったのだから、元が何だったんだろと思うと、相当のポンコツだったかもしれない。

 けどその後の人生、プログラマとしてのキャリアに将棋ソフトの研究やギターの練習もやって、どれもイチバンには程遠いんだけど、自分がそれでどれくらい本気の弱い人間かというのも見えて来て。そんな俺でも格闘ゲームならそこそこ勝てたわけだけど、そりゃ客商売でカネ払って勝つのならカネもらって負ける人がいるのも当然の摂理で、カネの取り合いをガチでやると言ってもそれは店が一旦取るわけで、賭場で客同士が勝ったの負けたの言っているわけだからレベルもそれに連れだとも思っていて。

 その「それに連れ」のレベルだったと思っていた格闘ゲームがそれでもレベルが上がって来ているというのは何かちょっと怖いってのは自分が負けるのが怖かったんだろうけど、その恐怖も並のスポーツで考えると、甲子園も国体もなーんにも出ていない学生から会社員になった男が趣味でちょっと勝てる界隈があって、それもサボっていたら周囲のレベルが上がって当人が勝てなくなってもまあ自然なことと受け入れながら、けど周囲のレベルが上がったと言っても、サッカーにパス回しの戦略以上の何がある?格闘ゲームにコンボ以上の何があるとなると、レベルが上がったって言ってもコンボ威力が上がって、皆が一発を狙って来たら自分が昔にぶち当たった壁より先に行っているものはやはりおらず、並ぶだけかもなというような慢心はちょっと残っていて。

 そう考えると何か打ち込めるものが欲しいと言って単純にコンボの練習を毎晩して試合に行くような純粋さ単純さは失われて、ゲームに何があるだろうってずっと頭の片隅では考え続けてきたこれまでだったとは思う。

 まあそれがサッカーゲームやってみて、スポーツ選手の試合見て、そんで監督さんの頭の中というと全国に地区予選があって、決勝くらいまで上がってきたチームからMVPの選手を選りすぐって集めてプロチームにして外国にぶつけるくらいの事で、サッカーやラグビーの戦略とかもそうそう年単位で毎年更新されるほど研究は盛んなのかと言うと、ちょっと疑問視するようなところもあって。

 となると健気に頑張っている人もいるんやなぁ、くらいの純朴な感想を抱いて、けど違うんだ。ウメハラと出会った時の感動って「俺もあれくらい上手くなりたい」だったんだ。見せつけられるだけの差があった。

 それが今ではおおよそどんな試合も見当が付いているわけだから、年食ったんだな。


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