システム開発行政

 こんにちは!カーメンこと宮澤郷介です!簡単な政治のお話を書いてみます。

 みなさんは「ハコモノ行政」という言葉をご存じでしょうか?

 都市の近代化に置いて昭和後期はコンクリートビルの建設が進んだ時代でした。といっても俺は生まれたばかりのガキンチョで、周りの事はそこまで分かりませんでしたが、とかくビル。最近では良い家だなと思う木造の我が家よりも公団とかマンションの方が高層建設で同級生に「お前んちエエ家すんどるなー」というと「何言ってんねんお前んちの方が金持ちやろ」とすれ違ったやり取りをしたものです。

 外から見ると高層ビルで大きな家であるマンションは、基本的にアパートの延長であり、同じ区画に人が沢山住めるように小部屋を設けた構造をしており、土地の狭い日本でお家賃の収益率を上げるために同じ面積でも高層化させて部屋を増やすことで建設の初期費用はかかっても長期的な収益が得られるという計画の下で高層建設は始まりました。

 次いで、その高層建築物に住む労働者を輸送するのが鉄道です。いくら儲かるからと言えど、高層建築物からワラワラと出た人をギュウギュウの満員電車で輸送する都市構造にも徐々に欠陥が見え始め、コンクリートビルを建てる建設業者は仕事が無くなり始めます。

 そこで政府資金で公益性の名のもとに図書館や美術館などの公共施設を建設するのにお金を出して、それが近代建築がコンクリートの「箱」に見えるところから、ハコモノ行政という風に呼ばれるわけです。

 まず、そこら辺までが俺の子供時代。

 時は流れて高校を出てゲーセンでバイトして専門学校からゲーム会社のバイトを辞めてハロワで派遣PGになった俺の最初の仕事はCADの入力画面のプログラミング。フレックスグリッド系のエクセルのような画面を自前でプログラミングして、計算部に渡せと言うお達しでした。

 三年くらい勤めました。専門卒にしては良い給料だなと前職がゲーム会社で薄給だったので比較的にそう思いましたし、同級生もゲーセン仲間つながりで優等生からはぐれロクな仕事に就いていなかったので、ダントツの高給取りでした。

 しかし、現実にはそういう所の足元を見られていて、業界の相場としては安かったわけです。では業界とは何か。

 これにも昭和のコンクリート時代のように、マイコン時代足るものが日本にあり、会計や決済の電子化自動化は俺が専門学校に通うまでもなく終わっており、ゲームというのはその末端の副産物であったわけです。

 そして余った計算機技術者はやはり行政によって、公益計算をするために政府主導で何らかの計算をしていたわけです。政府主導か民業か、専門用語で言うとトップダウン、ウォーターフォール、はたまたボトムアップ、アジャイルまで最近はありますが、幾らボトムアップ開発の手法を取るにも、お金の出所が行政ならそれは政府主導とも言えます。まあ言い方を変えると、コンピュータに対するバラマキ政治だったわけです。

 そんなところで、俺は何故かひとり燃えていて、それは周囲に飛び火しました。バラまきなんだからもらって楽すりゃいいという体質に「本当の公益性とは何か」というところを政治信条と共に追求しだしたのです。

 そうは言っても、計算機の仕事は計算なので、数式で項を消すように色々な収支を相殺して行くと、政治家や公務員と生活保護受給者がどう違うか段々と分からなくなって行きました。いや、今なら国会も役所勤めもそれはそれで仕事で、スーツを着てお勤めして頑張っているのと、貧しくて国の補助で生きているのは違うと分かりますが、こと公務員の仕事の内の書類仕事と計算だけを取り上げてコンピュータに任せてしまうと、本当に公務員とプー太郎の区別が無くなってしまったのです。

 伝統的に、計算機がオートメーションになっても手仕事は残すべきだったのです。しかし俺は元々芸術家を目指していたところもあり、事務仕事を自動化すれば文化芸術が仕事になる新しい時代の到来に夢を見ていました。

 そこに昨今の生成系AIが猛威を振るってプロンプトでの文化のオートメーション化の時代がやって来たのです。割と首謀者に近いサイドにいたのですが、ワシャもう知らんよという態度でもって傍から事態を眺めております。

 「もしかしてこの記事もAIが書いている?」と思われても、それはそれで仕方なく。


🄫1999-2025 id:karmen