まあ日本にインターネットがやってきたウインドウぞ95くらいから俺がマイコン持ったの98年です。あの頃から活字界隈としてやってきた俺ですがレンタルサーバーを自前で借りずともプロバイダに貸しスペースが与えられ猫も杓子もホームページと言う時代に幾つかMIDIホームページてのがあったわけです。
思えばあの頃からしっかり者はダウンロード専門でMIDIやらMP3の音楽ファイルなどをせっせこと集めていたなぁと思うのです。なんか文章をアップして作家気どりなのはまあ今でもですが、文筆家より音楽家の方が高名であるというようなのは比較的に新しい価値観で、そして大した音楽家では無いかもだけど名曲のコピーを無料で配布しているのが世のためなのか自己満足か、電話代だけで音楽が聴ける時代はあの頃MIDIだっただけで、今では動画サイトでアーティストの音楽が聴けて、まあ俺もギターの弾き語りの自撮りを自己満足でアップして聴いてもらったりしましたが、それが趣味で1曲何となく練習して披露できるように、機材を趣味で持っていた人からしたらゲームの曲を聴いてパソコンに打つくらい何のことはない作業だったのかなと。
しかしまあ、ジオシティーズの閉鎖の頃にまつわる話としてウェブにカネが落ちているからモノが売れないのであって無料MIDIなどは頂けるだけ頂いて貧乏人が来る前に締め出してしまえ!って動きはリアルタイムで見てましたよね。
まあんで俺はその頃には貧乏していたわけですが、今でも捨てずに持っているファミコンのROMカセットとかまさかもう一度値段が付くとはあの時には思いもよらず。
もうぜーんぶタダか無価値になるんとちゃうかなと思いながらも、遅まきにデータを何とか収集できないかと気付くのが遅しな傍らで毎日ギターの練習をしていました。
んでまあ、ジオシティーズの楽曲はDL出来なくなったけど、代わりにというか、聴いたものを譜面に起こす耳コピ能力が付いて、これ何とかもういちどカネに出来んかと思うと、あの頃幾つもあったMIDIサイトの管理者さまはその後どうなったか。
ゲームに付けたらドット絵もプログラムも音楽も込々で500円くらいで売れんかなと。プログラマとしてはゲームを作った初期には平気で1万5千円付けて1本でも売れたらと祈っていましたが、結局は麻雀がいちばんよく出て、自分の趣味だったSTGの業界での本数とかファン雑誌で「売れないジャンル」というのは知りつつも、固定ファンがいて何本かは出る安定した仕事なのではと勘違いしてましたよ。
昨今の二次創作界隈で人気キャラになった東方で同人誌即売会で5000本出たとか事情通から聞いたことありますが、アレ1000円だったのでお幾ら万円?とか取らぬ狸の皮算用ばかりして開発に踏み切ってしまいました。あのゲーム音楽も売りでアマ作曲家の友達が曲を聴いて褒めていて、俺もゲームで1本当ててくれたらその友人が曲を作って別の知り合いがドット絵描いてって社長みたく担がれる夢の中でした。
んでも1本500円から1000円を目処とするなら、缶バッジとか絵ハガキとか自作CDのほうが絵とか音楽を売り物にするなら現実的で、付随物というか本筋がゲームっての自分で作って実売数を出すまではその業界の端っこでも「食えたら」とは夢見て始めて。
その実際が46歳で親のすねかじり。お勤めに出ていたのも昔の話だけど、親の方も生活出来ていて辛いお勤めなら帰って来て家にいろという所で。それで家でってわけではなく、お勤めしながら休暇に作って売ってみてダメで、将来独立と思って勤めていたのが予行演習的な独立の失敗から勤めて学ぶと言っても無駄かなぁって感じで。
そりゃ辛かったですよ。ゲーム仲間と言うとプロ中のプロが作った面白いゲームに慣れたグルメ舌の批評家でもありますから、頑張って作ったものが「お前こんなものしか作れねぇのか」って真っ先に批判だけど浴びるわけですからね。
けどまあ、手伝ってくれるわけでも無いから、友達付き合いの縁をいちど全部断って、さて今から凡庸な模倣作を500円で何とか採算取れるように考えましょうかと、もういちど執念で再起しようとしてるんです。誰の手も借りられないかと言うと、もはやジオシティーズの頃とは比べ物にならないくらいゆるい協力者とゆるいライバルがそれぞれSNSでフォローの関係で繋がっていて、自陣なのか敵陣なのかそういうリージョンではなく、俺が相手としてお金を払うに値するのかというとお勤めしていたという実績から考えると業務プログラマ界隈で派遣社員としてはどうにか使える人でも、ウェブで引き網漁法で小銭をどっさり獲れる見込みがあるかと言うと、まだエビ釣りくらいしか出来ていない感じなんですよね。
STGってまあ駄作に終わらず丁寧に作てウケれば何本くらい売れるんでしょうねって、もう記事中に東方で5000本らしいよって数出てんじゃん!500円から1000円で100本くらい出たら良いかなと思ってやり出してんですけど。
まあ俺の掴んだ数字として天下のN天堂のキラータイトルでも初月を過ぎたらアマゾン月間3000本とからしく、ファミコンの頃の雑誌の100万本って数字がどこから出てきたのかというと1980年代の雑誌って数字を幾ら盛っても良かったんですかね・・・。なんかそうなると会社四季報の数字とか人口統計とか地理の白書とか、どこの何を捕まえたらまず正しい数字が取れるかって、そのへんから奈良新聞読み始めて。
自分の足元から世の中もういちど読み直して、そうすると曲が何でもいいなら1年定期購読したDTMマガジンにCDで100曲くらいフレーズで入っていて雑誌価格が1500円で、それに雑誌本体と言って良いか紙媒体にも譜面100以上は載っていて。
そうするとCD+譜面で200曲1500円で1曲あたり7円単価で売られていて、それで俺の音楽動画の収入が累積200円ちょっとというのは俺も似た配分でもらえているのかなと。
けど世にはユーチューバーもたくさん狙っている人がいて、それぞれどうにか食っていきながら動画撮っていて、なけなしの生活費から端末と通信費をひねり出して1発を夢見たあこがれ搾取なのか、それともジオシティーズの頃のホームページのように盆栽みたいな金持ちの趣味なのか、そこらへん嗅ぎ分けて付き合わないとまた「なろう系」で集まってダラダラ消費するだけみたくなりそうやなって。
まああの頃のMIDIホームページの楽曲が電話代のみでDL出来たわけだけど、もしそれが1曲7円としたらソフトバンクが見逃すわけねーわなと。それでウェブの後にDTMブームが来て機材が売れて音楽がとれっとれになっている昨今なのかなと。