DTMマガジンの積読を消化しています

 シンセサイザーの写真とか譜面の代わりとなるピアノロールがたくさん載ったDTMマガジンで1冊1500円CD付きを何と10冊ほど不定期に取って積読したわけですが。

 音楽って何から始めたらいいんだろうって時にピアノ教室とかギター教室ではなく何故かパソコンでそれもDTMを本屋で本を買って勉強しようという出発点の間違いから、その1500円の雑誌をめくっていると若い女性の歌手インタビューなども載っているわけです。CDシングル1枚でも1000円だから雑誌にCD付けて1500円で売るとジャケット写真のようなアイドルもひとつおまけで付くわけです。

 1988年生まれで22歳。浜崎あゆみとかカラオケ行ったら歌えないけど西野カナさんとかに挑戦します!とかいって、35歳じゃねぇのかってん?ん?雑誌取ったのどうやら2010年みたいだわ。

 積んだ中にはゲーム会社カプコンサウンドチームインタビューもあったし、ゲームミュージック特集の号が2冊あって、その2冊はかなり読み込んだ。

 そこでふと、DTMマガジンにはアイドル枠に「パソコンで音楽作ってる人すごいと思います」というおべっかを活字化してるように、昔に背伸びして読んだプレジデントとかおっちゃん向け経営者本に「社長さんがいちばん仕事が出来る」みたいなこと書いてあって経営より先に実業とか技術を磨くことだなとか思ったけど、カプコンのKENZOが絵を描けてプログラムが出来て基板設計が出来るとしても流石にサウンド周りまでピアノもギターも弾けて作編曲もなんならエクストルーパーズでは中島芽衣が歌ってたわけでアイドルよりも歌うまいかと言うと、いくら出来る社長さんでもそれは違うんちゃうかと思って、その昔にプログラムの師匠やねうらお先生に「プログラム覚えて何がしたいねん?」「ひとりでゲーム作るんだもん!」「お前それひとりで出来る思てんか?」と言ったら隣にいた梅園が「俺やったら先に会社作るな」とか言って「あの子は賢いな、お前ホンマにアホやぞ」と言われてなにくそ!と思ったけどあのあと梅園は社長になってゲーム作ったらしいけど久しぶりに電話したら新作自分でプレイして昔のゲーム友達に「買ってくれんか」言って回ってたわ。まあ社長さんがいちばん仕事できる。

 まあ、プレジデントも大企業の社長さんが載ってるけど中小企業の経営を息子に譲ってちょっと暇なったおっさんが読むのか、それとも誰が読むんだろう?DTMマガジンがボカロPなりたい人が読むってかボカロ以前からある雑誌だからなぁ。とかく俺んちの近所は俺が子供の頃から本屋多かったけど、本は近世以前には知と文化の象徴だったけど現代ではお金をもらって読みたいものを読ませ読者をメロメロにする魔法のアイテムなのだろうな。

 その意味ではDTMマガジンを取っていた30代既にメロメロにならず積読していて読まないのは正解かもだけど積むなら買うながもっと正解で、しかし購読することでいかにメロメロ作戦が進行していたかは事後報告的に分かるので、あらためて読んでます。


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