鉄拳5デビルジン雷神に昇格!

 まあ題名の通りそんだけです。

 鉄拳7の世界王者knee氏と思われるknee氏のブライアンと誰かのデビルジンの12年くらい前の鉄拳5の動画を1本観戦しました。今なら分かるってか、その頃はknee氏の事も知らなかったのですが、浮かせコンボ以外の細かいしていることが確定反撃やジャブ牽制のヒット確認LPRKなどかなり攻略として似たところは突いているなと。

 ただこれ12年前なので、なんだかストIIXのウメクラ動画を今更に見て弾ジャンケンが分かるみたいな、活字にはなっていないけど不文律というか本人たちは論理的に分かっているのか体感学習から来るものなのか考えると、ゲームの仕様なわけで体感学習であっても明文化されていないだけで「絶対に分かってやって隠している」というスタンスでもって観戦していました。

 さすれば、負けている方のデビルジンはわざと1本取らされて本当の強行動が分かっていないかもしれないという視座に立って、そうするとジャンケン運ゲーのようでジャンケンがジャンケンとして成立する最強行動同士の三すくみで負けているのではなく、食らってもらった技を強いと思って出して手玉に取られているという解釈になる。

 これまだ今もknee氏が最強なら12年破られていない事になるんだけど、鉄拳8の世界チャンプは外国人だけど違う人だったような。日本は負けているけど日本の商品で世界で流行っているなら商売としては勝っているというバーチャ2のおさらいさね。

 いやそれ言うとエレクトリックアーツ社のゲームが面白くても邦人としてそれは隠してこっそり自分たちだけで楽しむっての、パソコンをMacにしたときもそうあれば得だったのかなと今更に思うのです。アンフェアよな。今はまた富士通を使ってますが。

 ケータイの電池が弱くなって来て買い替えを考えたら富士通は既に撤退したようで。

 恐らく世の中のほとんどの人はケータイにAppleとかAndroidがあって国産でもソニーパナソニック富士通、シャープと色々あるようにバーチャファイターと鉄拳の違いもセガファンとかナムコファン(またはソニーファン)程度の事で、ボタン押して殴れてスコボコに出来て何面か進んだら敵が強くて負けるくらいのゲームとして見たら同じようなものなのかもだけど、商売の体として「お客さんの方が詳しい」というのが家電の鉄板ロジックで覇王も鉄拳王も「詳しいお客さん」なのではあろうな。

 ただ「詳しいお客さん」というのは各社製品を比較検討したりして、間違いなく日本の経済の柱である家電を流通させる意味で欠かせない存在であり、愛社精神と呼べるくらいのものを持ち合わせていて、メーカーが偉くてお客さんは買い手という意識は捨てなくてはならないかもだ。明らかにお金を出して利便性を享受する以上の活動をして経済を支えている。

 それで勝敗の付くところがあるから、秘匿している色々な勝負のロジックもゲームクリエイターが意図した以上の裏面要素があって、だからしてひとしきりクリアしたら飽きるコンピュータゲームを対戦型でより面白く思わせてくれるのかも知れないよなと。

 鉄拳作ったスタッフでkneeさんより強い人ってのは恐らくいないんだと思う。それは将棋のルールを考えた人が最強の指し手とセットで作ったわけではなくゲームのルールと攻略法が時代を隔てて別々に確立されたという事と似ている。

 ただ、コンピュータ戦も長いことやり込んでいくと粗探しで勝つのではなく、定跡的に強行動を見つけたつもりでそれをなぞると、コンピュータはちゃんと答えになる返し技を用意している。それを毎回確実に返してくるわけでもなく、乱数か何かで受けたり返したりという風に出来ているので、疑似対戦が成立するのだ。

 その中でコンピュータが勝っても仕方ないので勝たすようには出来ているのか、PS2のCPUを画面表示とか音声に割り振った後に余りとして思考ロジックを許す限り強く作ったのか、そこらへんはプログラマとしても推し量りかねる。

 コンピュータと勝負して面白いかという軸で、プロでカネもらってゲームしている人を相手にカネ払って勝負できるのかというお金の軸も考えると、電気代だけで遊べるなら鉄拳5のコンピュータ戦でも疑似対戦として十分と思うことにしている。


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